「ローソン コンビニ未来宣言(カンブリア宮殿)」に学ぶ3つのポイント

先日のカンブリア宮殿に、ローソンの竹増社長が出演されていました。
特徴のある店、喜ばれる商品を作るために、中小企業にも参考になる話だと思います。
ポイントを3つにまとめてみました。

 

 

現場視察の重要性

1つめのポイントは、現場視察です。
竹増社長は、年間500店舗を視察されているそうです。
そして、現場の様子を自分で見て、店員と話をし、現場で何が起こっているか、何が問題になっているかをつかんでいるそうです。

これは、顧客志向の会社をつくっていく上でとても重要なポイントです。

現場の声を何らかの形で把握しているとしても、社長に伝わる時には情報の鮮度が落ちています。間接的に聞いたことでは、本当に現場で起きていることを実感することはできません。

そうすると、社長としての意思決定に影響が出る場合があります。

全体の数字などは集計されたものを見るしかありませんが、それとは別に、現場で何が起こっているか、現場の空気を感じることはとても重要です。

顧客志向で、スピード感を持って改革を進めている経営者は、皆、現場を重視しています。

売れる商品開発のポイント

2つめのポイントは、商品開発です。

番組では、新感覚のスイーツとして、「パリとろ」と「ふわしゅわ」という商品が紹介されていました。

あまりスイーツに興味のない私ですが、おいしそうだなと思いました。

興味がないとはいっても、たまには食べたくなるので、店頭で見かけたら思わず手に取っていたかもしれません。ネーミングが、商品を表していますし、何だかおいしそうな、ちょっと惹かれるスイーツだからです。

ありきたりのものであれば、特に興味も持ちませんが、ちょっとひと味違って、特徴が際立っているので、思わず手に取ってしまいそうになるのです。

そういう商品を開発するためにはどうしたら良いのでしょうか。

刺さる商品を開発できる人材とは

竹増社長がおっしゃるには、スイーツ開発に向く人は、「スイーツが好きで好きでしょうがない」人だそうです。そして、誰かにこれを食べさせたいと強く思っている人。

そんな人が、とがったアイデアを出し合って、商品化を進めていくといいます。

社長のところに新商品として提案されたものについては、今まですべてが商品化されたそうです。

でも、少し疑問もあります。

とがった商品は万人向けではないので、売れないのではないかということです。

ところが、それは間違いで、逆にとがっているからこそ多くの人に売れるのだといいます。

確かに、とがっているところがあって、「これは何だ?」と思うような商品だからこそ、私も店頭で見かけたら買ってしまうかもしれないなと思いました。

どこにでもある、普通のスイーツならそうはなりません。

スイーツ好きの人が考えた、とがった商品というのは、それだけ魅力があるのでしょう。

3つめのポイントは、ライバルとの関係、競争戦略です。

ライバルは気にしないという競争戦略

司会の村上さんから、セブンイレブンのことについて聞かれると、竹増社長はキッパリと言いました。

「セブンイレブンにはほとんど行きません。何をやっているかも気にしていません」と。

恐らく、かつてはそうじゃなかったと思います。セブンイレブンをお手本にして、追いつけ、追い越せという形で、追随してきたと思います。

でも、残念ながら、何かを真似しているうちは、本家を超えることはできません。

だからというわけではないのでしょうが、竹増社長は、セブンイレブンは関係ないといいます。

今は、ライバルよりも、自分たちが何をしたいか。どんなものを食べたくて、お客さんにどんなものを食べて欲しいか。

そこにフォーカスしているといいます。

これって、セブンイレブンの鈴木会長がかつていっていたことと同じなんですよね。

鈴木会長も、ライバルのことは見ていないといっていました。それよりも、お客さんにとっての価値は何なのか。コンビニとしてどんな価値が提供できるのかを追求したといいます。

だからこそ、今では当たり前になった、コピーとかATMとか、公共料金の支払い、宅急便の受け付けなど、斬新なアイデアが出てきたんですよね。

今は、ローソンの社長が同じような考え方で経営をしているというのです。

竹増社長は、その方が、私たちも健康だし、やりがいがあるといいます。

確かにその通り!

誰かのマネをする、追随するよりも、自分たちがやりたいことをやった方が絶対にやりがいがあります。

商品開発は楽しいことばかりではありませんが、それでも、やらされてやるよりも、自分からつくりたいと思ってやる方が元気が出るし、やる気に火がつきます。

結果として、いい商品ができるということも間違いありません。

これからも、ローソンからステキな商品が発売されることでしょう。

まとめ「ローソン社長に学ぶ3つのポイント」

  1. 現場を自分の目で見ることが大切
  2. 商品開発は、それが大好きでしょうがない人を担当にして、とがったものをつくる
  3. ライバルのことは気にせず、自分たちがやりたいことをやる

これは、コンビニだけに限らず、中小企業にも、他の業種にも通じることだと思います。