6-1:「名プレイヤー、名監督ならず・・・」だけとは限りません

優秀な営業マンだったBさん。
誰からの評価も高く、スピード出世で管理職になりました。それなのに、最近は元気もなく、Bさんの部署は、成績も落ち込んでいます・・・
さて、この話をどう思われますか?
よくある話ですね。
よくある話というのは、「名プレイヤー、名監督ならず」というものです。確かに、そういうケースも良くあります。これは、営業などよりも、技術職の方に多いかもしれません。


技術は高くても、管理は向かない、または、やりたくないというケースはよくあることかもしれません。会社側もそれに気づいて、複線型の人事制度を用意したりしています。
※複線型というのは、管理職としてマネジメントに進むコースと、技術職などスペシャリストとしてのコースを2つ設けて、それぞれで処遇を決めること
ですから、この手の話を書くと、「何だ、そういうことね」と勝手に納得してしまう方がいるのですが、実際には、それだけが原因とは限りません。
たとえば・・・
Bさんの上司。上司が、どのようにBさんに接しているかということも、重要な問題です。
たとえば、「Bさんは、初めての管理職で、何も分からないだろう。だから、いろいろと面倒を見てやらなきゃ・・・」と、手取り足取り、一つひとつ丁寧に指示を出すとします。
Bさんにとって、それがありがたいこともあるでしょうが、ありがた迷惑のことだってあります。
ある程度、自分で考えて、自分で行動できる人間が、いちいち口を挟まれたら、どう思うでしょうか?
「いちいち、うるさいな・・・」
「分かったよ。言うとおりやれば良いんだろ」
ということになって、ヤル気は見る見るうちに消滅してしまいます。
こういう上司のもとだと、出来る人であればあるほど、ヤル気がなくなってしまうかもしれません。
これと似ていますが、上司がそのままである、というケースもあります。
どういうことかというと、かつての上司(営業課長)が、営業部長になり、Bさんが営業課長になったということです。上司とBさんの関係は、今も昔も上司と部下。それぞれ立場が変わってはいるのですが、お互いの関係が変わっていないので、それまでと同じような接し方をしてしまうということです。
何か判断をしなければならないとき、上司が判断したり、細々と指示したり・・・
そうするとどうなるか・・・
課長になったBさんは、なかなか管理職としての力がつきにくくなってしまうのです。極端にいえば、管理職になったのに、何も変わらない・・・変わらないと、次第にヤル気もなくなっていきます。
これ以外にも、理由はあるでしょう。
結局、その理由は何かを見つけだし、それに合わせた適切な処置をしていかなければならないのです。
それが、状況対応型のリーダーシップです。

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