自分の仕事をどのようにとらえるか?

仕事がつまらないなら・・・
その仕事を、徹底的にやってみよう!
これが、私の最近の考え方です。
いつまでも、自分に合わない仕事に固執していないで、早く次の仕事を探した方が良いということを言う人もいます。誰にでも、向き不向きがあって、それはどうにもならないから、向いていないと思ったら、他のことをやろうということなのでしょう。
でも、自分に向いているか、向いていないかというのは、そんなに簡単に分かることではありません。


「最初は、自分には向いていないと思ったけど、ずっとやっているうちに面白くなって、今ではこれが天職だと思います」
そんなことをおっしゃる方も少なくありません。
ですから、簡単に自分に向かないなんて、決めつけるべきではないと思うのです。
それに、どんなことでも、本当の面白さが分かるまでには、かなりの時間がかかるものです。そこまで行かないうちに、これは面白くないなんて決めつけてしまったら、せっかくの面白さを発見できずに終わってしまいます。
だから、つまらない仕事でも徹底的にやるべきだと思うのです。
でも、理由はそれだけではありません。
ひとつの仕事を、徹底的に深くやろうとすると、どうなると思いますか?
深くやろうとすればするほど、広い視野を持たないといけないんですね。ちょうど、穴を掘るのと同じことです。特殊な機械を使えば別でしょうが、スコップで穴を掘るとしたら、間口を広げなければ深く掘れません。
すると、極論をすると、会社全体の経営について学ばないと、今の自分の仕事を徹底的にやることは出来ないんです。もちろん、表面的にこなすだけなら、そんな知識は不要です。でも、徹底的にやるとしたら、必要になるんです。
たとえば、文房具の発注が私の仕事だったとしましょう。
在庫を見ながら、必要なものを発注したり、各セクションから必要だといわれたものを、いつものところに発注しておけば、とりあえず仕事にはなります。でも、最高の文房具の発注者になるためには、それだけではすまないんです。
最高の文房具の発注者になるためには、最高の文房具の発注者っていうのは、いったい何なんだ?というところから考えなければなりません。
いろいろなことがあると思いますが、まずは、在庫について。
・在庫を切らさない=必要なときに必要なものがそろっている
・しかし、在庫過剰になってはいけない
という2つの条件を両立させなければなりません。そのためには、どのくらいの文房具が必要なのか、社内の各部署の実態を把握しなければなりません。そうしなければ、必要なものが分からないし、必要な数量も分かりません。さらに、それが「いつ」必要になるかも押さえる必要があります。
他には、どこに発注するか、という問題もあります。
大抵は、決まったところに発注しているのでしょうが、本当にそこで良いのでしょうか?本来は、値段はもちろん、納品の速さ、品揃えの豊富さ、その他サービスの充実度などなど・・・を考えて、どこにするかを決めるべきです。
本当に今の業者で良いのかを判断しようとしたら、世の中の他の業者と比較しなければなりません。いろいろな業者を比較して、最高のところを選択しなければいけないのです。これで、私は業界通です。
さらに、いろいろ考えていくと、会社として、文房具の発注を一人の担当者が担っていて良いのだろうか・・・という問題にぶち当たります。もしかしたら、各部署で発注した方が効率が良いかもしれません。
担当者が一人のメリットは・・・デメリットは・・・
各部署で発注するメリットは・・・デメリットは・・・
そんなことを総合的に考えて、最適な発注方法を考えなくてはならないのです。それを決定するためには、やはり文房具の使用状況(何を、いつ、どの部署が、どのくらい使っているか・・・)を知る必要が出てくるかもしれません。現状をきちんと把握しないと、判断を誤ってしまうかもしれないからです。
全社の文房具の使用状況を把握するということは、ある意味では、各部署の業務について把握することにもつながります。これで、私は、全社の各部署の業務にも精通します!
などと書くと、
「そんな、文房具の発注ぐらいで大げさな・・・」
と思われる方も多いでしょうね。
確かに、最高の文房具の発注を実現するために、各部署の実態調査をやるというのは、現実的な話ではないかもしれません。そんなことをやっていたら、上司や他部署から変な目で見られるでしょう。
ここで申し上げたいのは、文房具の発注というような、一見単純に見える仕事でも、考え方によっては、また見方を変えれば、とても奥が深いものだということなのです。
「今の自分の仕事は、単純作業だから・・・」
というような人がいます。作業そのものは単純かもしれませんが、その仕事の意味を考え出したら、決して単純ではなくなり、とても奥が深いものになるのです。そして、それを突き詰めていくためには、会社の経営についても理解が必要になってくるのです。
退屈なルーティーンの仕事も、とらえ方次第、取り組み方次第では、面白く、エキサイティングな仕事になっていくと思います。
ちょっと、視点を変えてみませんか?

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