プロ野球と企業

気がつけば春。桜の開花予想が違って大問題?になったり、オープン戦で誰が活躍したとかしないとか、春らしい話題でいっぱいです。

そんな中で、プロ野球のチームを見ていると、企業との共通点が多いことに気づきます。どちらも、人が集まってできているものなので、当然のことといえば、当然のことといえます。

共通点の一つは、生え抜きと移籍組について。企業でいえば、新卒で入社した人と、中途採用で入社した人。どちらが良いとか、悪いとか、一概には決められませんが、よく言われることは生え抜き(新卒)の重要性。

どうして、それが重要なのか?

組織には、長い間かけて培われている文化、風土があります。その中にいるメンバーはあまり気づきませんが、どこの組織にも存在するものです。

そこのメンバーは、良くも悪くも、その文化・風土に影響を受けて育ちます。よく言えば、共通の価値観を持った人の集まりになりますし、悪くいうと金太郎飴のようになる可能性もあります。

ただ、組織として一つの方向に、一致団結して向かっていくことを考えると、生え抜きが多い方がやりやすいことが多いようです。なぜなら、その組織の文化・風土、価値観などを共有できているからです。

あ、うんの呼吸などというのは、そこから生まれてくるのでしょう。

また、長くいた組織の方が愛着が湧いてくるので、帰属意識も高まります。移籍組(中途採用)は、他の組織との比較もできますし、どうしても客観的に組織を評価します。自分がこの組織の一員であると同時に、外部の人間としての視点も持ち合わせている訳です。それは、客観的で良い部分もありますが、帰属意識が弱くなる要因でもあります。

また、FA組のように実力があって組織を移り変わっているとすると、条件がよりよいところを求めて、渡り歩くということもあります。その点、新卒からずっと長く、生え抜きでやってきている人は、良くも悪くもあまり動こうとはしません。

即戦力を求めて、他社(チーム)で実績のある人を集めても、組織として強くならない点も、野球も企業も同じです。それはなぜなのか、プロ野球を見ながら考えておくと、自社の問題に置き換えられる部分も多いと思います。

別の観点としては、監督のキャラクターです。企業でいえば社長のキャラクターということになります。キャラクターとは、あまりよい表現ではないかもしれません。言い換えれば、リーダーシップのスタイルということでしょうか。

どんなスタイルなのかを書き出すと長くなるので、今日は書きません。とにかく、私が一番注目したいのは王監督です。

ソフトバンクの選手の口から、「監督のために」という言葉を何度聞いたことでしょうか。

王監督は、昨年の途中、病気のために休養されました。そういう事情もあって、「監督のために」というセリフが多いのだろうとも思えます。

でも、それだけではないでしょう。外の人間には分かりませんが、それだけ選手を引きつける「何か」があるのだろうと思います。

やはり、その「何か」を組織のリーダーは持たなければいけないように思います。(それは「何か」が難しい・・・)

人は、自分がかわいいものです。でも、いくら自分がかわいいとはいっても、誰かのために尽くそうという意欲も心の中に眠っています。

眠っているそのような意識を、眠ったままにして放っておくか、呼び覚ますことができるか。それがリーダーの力ではないでしょうか。

誤解されそうですが、これは会社のために個人が尽くすべきだといっているのではありません。ただ、人の幸せの一つは、ある人とともに共通の目的を果たすことでもあるからです。

強制的に会社に尽くさせるのではなく、社員自らが尽くしたくなるような会社にする。

そのためには、単に給料を高くすれば良いわけではないことは、プロ野球を例に出すまでもなく明白な事実です。

仕事の内容、職場環境、様々な要素があります。その中でも、最も重要なもの。それは、やはりリーダーである社長(野球なら監督)の存在でしょう。

リーダーの魅力が、組織の力を決める。

そういっても過言ではないように思います。

リーダーも大変ですね。

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