一流の指導者とは
伊達公子選手を育てた小浦 武志さんというコーチが書いた本を読みました。
これです。
『一流になる!~最高の生き方を引き出す指導法』
小浦 武志
そういえば、クルム伊達公子選手は、つい最近の大会でも優勝していました。今日の新聞によれば、今日現在、世界ランキング71位で、日本選手の中でトップだそうです。
すごいものです。
引退から復帰までかなりの年数が経っていますし、年齢もトップアスリートとしては決して若いとはいえません。といいますか、トップアスリートとしては、大ベテランといってもいいでしょう。
それでも、日本でトップですか。。。
先日、杉山愛選手が引退したからということもあるのでしょうが、それでもすごいです。
何がすごいって、やっぱり、やり続けようという意志。
どこまでも、自分の最高のパフォーマンスを追い求める心。
あまりテニスには詳しくありませんが、大したものだと思います。
話がそれましたが、今日書きたかったのは、伊達選手が引退する前にコーチをしていた方の本です。その本の中で、小浦さんは「一流の指導者とは」として、7つの項目をあげていらっしゃいます。
ここにご紹介します。
◆一流の指導者とは、
1.いつも的確な状況判断ができ
2.本質にピントが合わせられ
3.愛情と自信に満ちあふれ
4.選手のいいところを見つめ
5.未来の予測ができ
6.創造性が豊かで
7.人の意見を聞くことができる
(小浦 武志『一流になる!~最高の生き方を引き出す指導法』より引用)
で、小浦さん曰く、実は、一流のプレーヤに求められるものと、指導者に求められるものは、同じような切り口なのだとのこと。
参考までにそちらもご紹介しますと、
◆一流のプレーヤーとは、
1.いつもリラックスしており
2.いつでも最適集中ができ
3.喜びの感情に満ちあふれ
4.プラス思考で物事をとらえ
5.目標に向かってひた走り
6.最高のイメージが沸き
7.人とコミュニケーションがとれる
(小浦 武志『一流になる!~最高の生き方を引き出す指導法』より引用)
この7つの切り口は、メンタルタフネスのための7つのトレーニングの切り口だそうです。両者は同じ切り口なので、2つを見ると何となくイメージが浮かぶかもしれませんね。
その切り口とは、
1.リラックス
2.集中
3.感情コントロール
4.プラス思考
5.目標設定
6.イメージ(想像、想像)
7.コミュニケーション
(小浦 武志『一流になる!~最高の生き方を引き出す指導法』より引用)
これを見ると、スポーツ選手だけではなく、ビジネスパーソンにも、経営者にも当てはまるのではないかと思います。
一流になっていく人は、リラックスしつつも集中していますし、怒りの感情、マイナスの感情はコントロールしています。
うまくいかないときもプラス思考で考えて、明確な目標設定をして、その実現に邁進する。
会社や自分の最高の姿をイメージして、そこに向かっている。
唯我独尊にならず、孤立無援にもならず、周りと良好なコミュニケーションをとり、いい協力関係を築く。
そんなことができたら、私も一流になれるかな?!
頑張ってみましょう!!
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