「曲げられない女」と「まっすぐな男」
これは、現在放映中のテレビドラマのタイトルです。
ほとんどドラマは見ない私ですが、この2つは見ています。なぜ見ているのかというと、毎日新聞のコラムか何かで、この2つを取り上げていたからです。
この2つの作品は、タイトルからも分かるとおり、その場の空気を読まず、正しいことを貫き通す主人公の物語です。現実的には、そんな奴いないだろうというぐらい極端に描かれています。
ふつうの人は、「これが正しい」と思っても、その場の空気を読んで、あえて主張したりしません。それが、世の中を穏便に生きていく術でもあるからです。
でも、そうしない男の物語と、そうできない女の物語が、同時期に展開されるのです。
これは時代の要請なのではないか。
そんなことがコラムに書かれていました。
そこで、見てみることにしたのです。
見てみると、男と女の違いはありますが、思いっきりKYなところは共通しています。ひたすら正論を貫き通すところも共通しています。
でも、大きく違うことが一つ。
それはタイトルを見ると分かるのですが、一方は、本当は曲げたいんだけど、意地を張って、やせ我慢して曲げない女。曲げた方が楽だと分かっていても、曲げてはいけないという強い意志が働いて、どうしても「曲げられない女」
もう一方は、そもそも曲げることなど頭の中にない「まっすぐな男」
その違いです。
どちらも、結果としてやっていることは一緒です。
でも、どちらが楽しく、イキイキとしているかといえば、たぶん、「まっすぐな男」です。
なぜなら、心の底からそうしたいと思って、それが正しいということしか頭になくて、自分の思っているとおりやっているからです。周りにあわせるという発想はなく、そういうことで葛藤することも悩むこともないからです。
でも、「曲げられない女」は違います。
本当は、曲げた方が楽だとか、妥協した方が楽だとか、耳元から聞こえる悪魔のささやきがあるのです。その悪魔のささやきに、ついフラフラいきそうになる自分もいるのです。でも、それでも何とか持ちこたえようと努力しているのです。
たぶん、一般的な人間は「曲げられない女」のように、葛藤や悩みがたくさんあると思います。
そういうことがあるからこそ、人は成長していくとも思います。
私の場合、数年前までは、ひょっとすると「曲げられない男」だったかもしれません。でも、今は少し変わってきたように思います。
もっとも、今でも、人から見れば、そういう側面が強く見えるかもしれません。でも、昔の自分に比べれば、だいぶ「曲げられる男」になってきたように思います。
それがいいか悪いかは、よく分かりません。
ただ、あまり片意地を張らず、自分に素直に、無理をせず、楽に生きることも大切なのではないかと最近思うようになってきたのです。
しかし!
必要以上に空気を読んで、波風たてないことだけを意識して生きていくことには反対です。
この2つのドラマは極端ですが、いうべきことを、はっきりといわなければいけないこともあるはずです。
そのことによって、何かが壊れたとしても、それはそれ。
最近は、必要以上に周囲にあわせる若者が多いようですが、それだけでは成長しないし、将来の発展がありません。
もっとも、偉そうにいっている私だって、周りにあわせたりすることはありますけどね。
必要以上にことを荒立てるのも、大人ではないと思いますので。
矛盾したことをいっているようですが、協調性を持ちつつも、主張すべきところは主張するという、バランスが大切ということでしょうか。
ちなみに、「曲げられない女」は、日テレ系で水曜日22時から、「まっすぐな男」は、フジテレビ系で、火曜日22時からです。
もし、ご興味がおありの方は、ご覧になってみてください。
「こんな奴いねぇだろ!」と思うかもしれませんが。。。
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