自分の力以上のことができるチームと、全然ダメになってしまうチーム

最近、バンドをやっています。担当はドラムです。1ヶ月に1回ぐらいの練習で、練習の度に新曲を加えているので、今では、5~6曲ぐらいのレパートリー(といえるほどのものではありませんが)になりました。

バンドは面白いなあと思うのは、他のメンバーの演奏に刺激されて、よい演奏になるときもあれば、反対に、ダメダメの演奏になることもあるということです。

これはライブなんかを聴きに行ったときも同じで、特に、アドリブの応酬になると、互いの魂がぶつかり合うというか、ノリがノリを呼んで、緊張感のある素晴らしい演奏になっていきます。

でも、今ひとつのノリで終わってしまう場合もあります。

で、決まっているのは、誰かひとりは素晴らしいのに、あとはダメということはあまりないんです。もちろん、細かく見れば、個々の演奏に差はあるでしょうが、同じレベルの人間が集まっている演奏の場合は、誰かが突出して良い(悪い)ということはないのです。

誰かひとりがダメだと、足を引っ張られて全体的にノリが悪くなります。反対に、誰かが刺激的な、いい演奏をすると周りも引っ張られていい演奏になるんです。

つまり、全体が良くなるか、反対に、全体が悪くなるということです。

で、たぶん、これは会社も同じなんです。

誰かが全然ダメだと、そのチーム全体が影響を受けるんです。演奏ほど明らかではないと思いますが、一人が乱すと、全体にその波紋が及びます。

逆に、一人が緊張感を持って、いいパフォーマンスを発揮すると、それに刺激されて、他のメンバーもよくなります。

ですから、メンバー全員が、きちんと与えられた役割をこなすことが大切なのです。役割の重要度は違うかもしれません。難易度も違うでしょう。でも、それぞれが与えられた役割をきちんと果たさないと、いいアンサンブルにはなりません。

ちょっとしか出てこないパートでも、そのパートをないがしろにすると、演奏全体が今ひとつになってしまいます。それと同じように、たとえ小さな役割であってもおろそかにすることはできません。全員が真剣に、自分の役割を確実に遂行しなければ、全体のパフォーマンスがダメになってしまいます。

反対に、誰かがいいパフォーマンスを発揮すると、それに引っ張られて全体のパフォーマンスが高まります。

でも、そうなるためには、まず、全員が自分の役割をきちんと遂行しているという条件が必要です。誰か一人でも、手を抜いているような状態であれば、たとえ素晴らしいパフォーマンスの人がいたとしても、全体のパフォーマンスは高まりません。

つまり、まず最初に、全員が自分の役割を果たす“チーム”にしなければならないということです。

そのためには、何を目指しているのかというビジョンを明確にして。。。

またかよ、という感じかもしれませんが、これはものすごく重要なことだってことです。

そしてもう一つ。メンバー(社員)は、一つのビジョンを目指す仲間、チームの一員なんだという意識を植え付けること。

勝利を目指すスポーツチームなら、お互いのプレーに対して、ダメな部分を指摘したり、緩慢なプレーは許さないような厳しさがあるはずです。でも、それは勝利のためにするのであって、他のメンバーが嫌いだからとか、嫌がらせしてやろうとかそういうことではありません。

勝利を目指すチームなんだから、協力するのは当たり前。

その意識を植え付けるためにも、自分たちが何を目指しているのかを理解させる必要があるのです。

でも、スポーツなどと違って難しい点は、単に売上や利益をビジョンとして掲げても一致団結したチームにはならないということです。

スポーツで勝つことは、誰でもうれしいことです。そこに喜びがあるのです。ですから、みんなで勝利を目指すのは簡単なことです。みんな、うれしいんですから。

でも、売上向上、利益向上については、社員にとっては、それほど関心のあるテーマではありません。会社の業績に無関心ということはないでしょうが、それは自分の給料・ボーナスがどうなるか、仕事が忙しくなるか、休みはどうかなど、自分にどう影響するかが重要なのであって、本気で会社の業績を考えている人はそれほど多くはありません。

みんなで目指す何か(ビジョン)は、達成したときに、勝利の喜びと同じような喜びが得られるものでなければなりません。

リーダーは、ビジョンが実現したときの喜びをメンバーに示し、その気にさせる力が必要です。

それができれば、、、といっても、それがなかなかできないんですが、、、チーム作りは大きく一歩を踏み出したことになると思います。

これは、すごく難しいことでもありますが、実は、場合によっては、それほど難しいことでもありません。

要は、リーダーが「本気で」「そうしたいかどうか」ということです。「本気で」そうしたいと思っていれば、その情熱は自然に伝わるので、ついてくるメンバーも多くなります。

テクニックやスキルが重要なのではなく、真剣さ、本気、情熱などの方がずっと重要です。

「情熱」「思い」を支えるのが、伝えるスキルだったり、ビジョンづくりのテクニックです。

もちろん、両方できれば、鬼に金棒です!

長くなりましたが、一致団結したチームの源は、本気のリーダー。

実現したらうれしい、喜びのあるビジョン。

それが共有できれば、各自が自分の役割を自主的に果たすようになり、全体のパフォーマンスが高まる。

メンバーが自分の力以上の力を発揮できるチームになる第一歩ということです。

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