海岸でヒトデを投げる少年は、どうするべきなのか
昨日は、「海岸でヒトデを投げる少年の話」について書きました。
これでいいのでしょうか?それは・・・明日!
などと、自分の考えを翌日回しにしたのは、ただ単に、一つのネタを引き延ばして使い回そうという魂胆です。[E:coldsweats01]
まあ、それはそれとして、皆さんはどう思われますか?
続きを読む前に、是非、考えてみてください。
(何だか、研修みたい・・・)[E:coldsweats01]
まあ、この話を一番最初に聞いたときは、私もなるほど。。。と思ったんです。
確かに、たとえわずかではあっても、やらないよりはいいと。
でも、最近少し違う考えも出てきたんです。
というのは、一人でがんばらないで、みんなで協力したらどう?っていう考えです。
仮に、寝ないでがんばってみたとしても、一人でやるのはたかがしれています。でも、みんなでやれば、数倍、ひょっとしたら数十倍の効果がでます。
多くの人が集まれば、ただひたすら投げるという方法以外の、何か画期的なやり方が出てくるかもしれません。
ですから、一人でがんばるのも悪くはないけど、ほんとうにヒトデを助けたいのなら、もっと他のやり方もあるのではないか。そう思うのです。
そのとき、まず大切なのは、「ヒトデを助けたい!」という思いをみんなに知ってもらうことです。
「何とかしてヒトデを助けたい!」
そういう熱い思いが伝わってくれば、手伝ってくれる人も必ず現れます。
さらに、「ヒトデを助けたい」ということが分かれば、「それならもっとこうした方がいい」と別のやり方を提案してくれる人が現れるかもしれません。
一方、いくら手伝って欲しくても、「一緒にヒトデを投げて」というお願いの仕方では、たぶん、あまり手伝ってくれる人はいないでしょう。
どうしてヒトデを投げるか分からないので、そんな無駄なことしたくないと思われてしまうのが関の山です。
また、「誰も手伝ってくれないなら俺がやる」と、一人で意地になって投げ続けても、よりいっそう誰も手伝ってくれなくなる恐れもあります。このやり方では、根負けして手伝ってくれる場合と、勝手にやればと見放されるパターンに分かれます。どちらになるのか分からないので、適当なやり方とはいえません。
結局、組織で何かを成し遂げようとするときと同じです。
こうしたいというビジョンを伝える。
熱い思いを伝える。
分かってくれなくても、あきらめないで伝える。
その上で、一生懸命ひたすらヒトデを投げていれば、協力しようという人も出てくるのだろうと思います。
というわけで、いい話にけちをつけるようで申し訳ありませんが、海岸の少年にお願いしたいのです。
是非、一人でがんばるだけではなく、みんなを巻き込んでがんばって欲しい、と。
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