リーダーシップとマネジメント

その昔、リーダーとマネジャーといえば、マネジャーの方が偉いもんだと思っていました。なぜならば、私がいた会社では、課の中にグループがあって、課長の部下としてグループリーダーがいたからです。

その後、コンサルタントになった頃。

「リーダーとマネジャーとどう違うんですか?」

そう聞かれて、

「ええと、、、リーダーはリードする人で、マネジャーはマネージする人、、、」(そのままじゃん!)[E:coldsweats02]

などと、その区別ができずにいました。

実際の組織では、マネジャーという肩書きであってもリードしますし、リーダーという肩書きでもマネジメントすることがあります。

呼び名はなんであれ、現実の管理職は、リーダーとマネジャーの役割を、両方担っているのです。

ただ、その状況に応じて、どちらをメインにするか、どちらを強くするかは、臨機応変に変えていかなければなりません。

一般的にいえば、変革とか改革とか、何か新しいことを始めるときにはリーダーシップが必要で、決められたことを粛々とやり続けるときにはマネジメントが重要になってきます。

で、どちらが身につけやすいかというと、恐らく、マネジメントの方だと思います。マネジメントの方が、方法論が確立されていて、そのためのツールなども整備されているからです。

ところが、リーダーシップというのは、どうやったら身につけられるのかというのが、今ひとつ分かりません。リーダーシップを発揮するためのツールというのも、あまり聞いたことがありません。そのため、リーダーは育てられる者ではなく、もともとそういう資質を持った人がリーダーになるといわれています。

確かに、現実を見ていると、そう思いたくなることが多いようです。

しかし!

実は、誰でもリーダーになれる資質は持っていると思います。

たとえば、会社の中では、社長の言いなりになって、リーダーシップの“リ”の字もない部長。

その部長が、部下を引き連れて飲みに行くと、見事に仕切っている。完全にその場のリーダーである。

とか、

仕事では、全く目立たず、いるんだかいないんだか分からないAさん。

ところが、趣味のカラオケになると、みんなを引き連れて、うたいまくる!

というように、その場によって、その場にふさわしい人がリーダーシップを発揮していたりするからです。

もちろん、仕事の場も、飲み会の場も、遊びの場も、どんなところでもフォロワーになっている人もいます。でも、家に帰ったら実は亭主関白だとか、学生の親しい仲間との間ではリーダー格だったとか、誰も知らない意外な顔があるかもしれません。

もっとも、そういうことも、全くないという人もいるでしょう。でも、ほんの些細なことなら、誰でもリーダーシップを発揮できるのです。

たとえば、明日は日曜日。家族でどこへ出かけようか。。。

そういうときに、その計画を立てて、段取りをつける。

これも立派なリーダーシップです。

仲間10人ぐらいと、居酒屋で飲み会。注文をとりまとめたり、最後の会計を仕切ったり。。。

これもそう。

何がいいたいかというと、そういうちょっとしたことからやっていくと、だんだん組織で必要なリーダーシップが育まれるということです。

今思えば、私自身も、最初は自分が所属している部署の忘年会、歓送迎会などの幹事をやっていましたが、それが、リーダーシップの訓練になったと思います。

そのおかげ?で、ある支店にいたときは、何かといえば幹事を仰せつかったものでした。

当時は、「何で、いつも俺がやるんだよ」とか思っていましたが、今思えば、ほんとうにいい経験です。適当にやらず、真剣にやっておいてよかったなと思います。

こういうケースでの注意点は、多少、段取りが悪くても、最後までやらせること。そして、次もまたやらせること。途中であんまり口出ししないこと。

リーダーシップの訓練の場ということですから、繰り返しやらせるということと、自ら考えて、自ら行動するようにさせるということですね。

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