社長の魅力が優秀な社員を呼ぶ
ある会社の、ある社員のひと言。
「やっぱり、うちの会社が好きですから、何とかしたいですよね」
現状では、いろいろな問題があって、いろいろと大変です。外に目を向ければ、この不況で仕事が減っているので、なかなか売上が上がりません。中を見れば、社員が辞めてしまい、担当をどうするかで混乱が生じています。
そういう状況の中では、どうしても「いやあ大変だ」「どうしようもない」「これ以上できない」などと、弱音を吐いてしまう人がいるものです。基本的には、みんながんばろうと思ってはいます。それでも、思わず口から出てきてしまうわけです。
そんな中で、大変だし、きついし、辛いのは分かっているけれども、弱音を吐かず、何とかやれると、前向きな意見を出していた人がいました。その人のセリフが、先ほどの言葉。
「やっぱり、うちの会社が好きですから、何とかしたいですよね」
思えば、辛くても、苦しくても、きつくても、何とかがんばろうと歯を食いしばって取り組もうとするのは、大抵、会社が好きだという人です。
「生活の糧を得るために働いていて、どこの会社でもいいんだけど、とりあえずここの会社に来ている」というような意識の人は、こういう状態では真っ先に不平不満をいいます。そこまで極端じゃなくても、「まあ、他に行くところもないし、まあ、いいかと思ってます」というような人も、このような状況ではあきらめが早いです。
最後まで、真剣にがんばり抜こうとするのは、会社が好きな人なんです。
で、どうして会社が好きなのかというと、中小企業の場合は、ほぼ社長が好きだということです。もちろん、いいメンバーがいるとか、仕事そのものが好きとか、環境がいいとか、様々な要素が関係しています。でも、結局行き着くところは、「うちの社長はすごい」とか、「怒られるし、厳しいけど、社長は正しいし、尊敬している」とか、とにかく社長のことを尊敬し、好意を持っているのです。
今日のセリフの主もいっていました。
「いやあ、うちの会社は、やっぱり○○(社長の名)がいるから成り立ってますからね。すごいですよ。私は、本当に尊敬してるんですよね」
で、このセリフの主。なかなかやり手です。仕事そのものは直接見ていませんが、発言を聞いていれば、ある程度のことは分かります。
思い返せば、結局、本当に優秀な社員は、みんなそうなんです。これまで出会った、様々な会社の、様々な社員を思い返してみると、優秀で、貴重な戦力として活躍している人は、みんなそうです。例外は思い出せません。
反対に、どんなにスキルが高く、知識が豊富で、仕事ができたとしても、社長が好きとか、社長を尊敬しているという気持ちがない場合は、本当にいい社員にはなれないようです。
言い換えれば、いい社員を育てようと思ったら、尊敬されるような社長(上司)になることが重要だということです。
この人についていこう!
そう思わせるような、魅力的な人物になることが大事ってことですね。
でも、どうやったらなれるのでしょうね。。。[E:think]
それは、分かりません![E:coldsweats01]
申し訳ありません!![E:wobbly]
あしからず o(_ _)o
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