社員は社長の鏡?

子供の頃、友達の家に遊びに行きました。誰の家かは忘れましたが、ニコニコとお母さんが出迎えてくれて、ジュースやお菓子を出してくれました。時々遊んでいるところに顔を見せましたが、いつもニコニコ、優しくしてくれました。

帰り際、友達の一人がいいました。

「○○くんのお母さんって、優しくていいね!」

○○くんは答えました。

「今日はよそ行きだから!」

似たような話で、

「◇◇くんの家に電話かけると、凄く丁寧だよね」
「電話だけだよ。電話になると1オクターブ声が高くなるんだから」

などというのもありました。

子供というのは、大人が思っている以上に、細かいことも良く見ていて、ちょっとした違いにも敏感に反応します。口には出さなくても、直感的に分かっていたりします。困るのは、理屈が分かっていないので、いって欲しくない場面で、よけいなことをいったりすることです。

これと同じようなことが、経営者と社員(上司と部下)の関係でもいえます。

社員は、経営者のことをよく見ています。適当にごまかそうとすれば、ごまかそうとしていることを察知します。でも、言葉には出しません。よけいなことをいえば、怒られるからです。この辺は、子供とは違います。

でも、親の事情を子供が分かっていないのと同様、経営者の事情を社員も理解していません。

分かっているのは、経営者が「ごまかそうとした」という事実です。

重要なのは、誰が正しいかとか、何が正しいかということではありません。

たとえ、経営者が正しいとしても、社員は経営者が「ごまかそうとした」ということだけを見ているのです。

そういうことが積み重なれば、どうなるかは明白です。

信頼関係もできないし、経営者に対する尊敬の念も薄れてしまうのです。また、社員も経営者がしたのと同じように、表面だけ取り繕ったり、ごまかそうとします。

そういえば、中小企業家同友会の研修に集まる社員を見ていて、ある人がいっていました。

社員の態度、様子を見ていると、どこの会社の社員か分かる、と。

確かに分かるんです。

社員は、社長の背中を見て育っているということでしょうか。

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