思いと論理の両立

ビジネスの世界は厳しいところです。ある時は冷徹、冷酷な判断を下さなければならないときもあります。ライバルに対しては、死にものぐるいになって戦わなければならないかもしれません。

しかしながら、この世界は厳しいだけかといえば、そうでもありません。

仕事を通じて得られる達成感、やりがい、喜びなど、厳しさだけではない、とても素晴らしいものも存在しています。

一言でいえば、「働くということは、とても厳しく、辛いこともあるけど、やりがいや充実感もある」ということです。

この考え方には、共感してくださる方もいれば、そうでもない方もいらっしゃるでしょう。

もし、どうしてもそうは思えないという場合。

私の想像では、仕事に対する思いがない、あるいは少ないのだと思います。原因は何であれ、今の自分の仕事を好きになれず、やりがいも感じず、仕事のつらさ、大変さだけが見えてしまうのです。

特に、自分で仕事を選択できない(と思われている)サラリーマンの場合は、「今の仕事は」自分には向いていないとか、やりたくないとか、そういう思いがあって、仕事は収入を得るだけのものになりがちではないかと思います。

働く喜びを見いだすのは、本来、自分自身でやることだと思います。ただ、組織を作っていくリーダーは、その手助けをしてあげることも、自分の仕事だとわきまえた方がいいのではないかと思います。

そのためには、その組織の「夢」を描くことが大切です。

単なる目標ではなく、「こうなったらいいな」と思えるようなビジョン。

人は、明確な目的、目標があれば、辛いことにも耐えられるし、努力もできる生き物だと思います。

ビジネスは厳しいですから、必達の売り上げ目標とか、厳しいノルマを課すこともあるかもしれません。それを達成するために、日々の活動のノルマもあるでしょう。マシンのように電話しなければいけないかもしれないし、汗をかきながら朝から晩まで飛び込みをしなければいけないかもしれません。

もうやってられないよ。。。

思わず、いいたくなることもあるでしょう。

そんなとき、心の支えになるのは、やっぱり何らかの夢、ビジョン、目標。

本来は、自分自身で描くべきものです。

でも、しつこいようですが、そのきっかけづくりや手助けをするのは、経営者や上司の役目だと思います。

それは、部下のためというだけではなく、自分が率いている組織を強くするためでもあるからです。

ビジネスは、論理的に考えていかなければいけないところが多いですが、結局は、人の気持ち、思い次第です。精神論は軽んじられることが多いですが、強い組織とそうじゃない組織の違いは、論理的かどうかよりも、そこで働いている人の気持ちが入っているかどうかで決まってくるのです。

別のいい方をすると、気持ちが入ってくれば、自然に論理的な考え方も定着します。なぜなら、「これをやるためには、こうしなきゃダメだよね」といろいろと考えるようになるからです。

しかしながら、逆はそうはなりません。

また、組織が一つになるというのは、心が一つになることです。

論理先行では、それは難しいでしょう。

まず、こうしたいという思いがあって、それを実現するための手段を論理的に考える。

思いと論理のどちらにも偏らず、バランスを保つ。

難しいような気もしますが、自然体でいればそれでいいという気もします。

もっとも、自然体ということ自体が難しいかもしれませんが。

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