衆院選の結果から学ぶリーダーシップのあり方(1)

最初に、改めて申し上げておきますが、
私は、政治評論家ではありません。

政治に詳しいわけでもありません。

専門は、
マーケティングとかリーダーシップ。

ですので、これから、
衆院選の結果を分析して、
リーダーシップにこじつけますが、
あくまでも、政治というよりは、
経営の観点から語っている、
ということをご了承下さい。

で、衆院選の結果ですが、
今回は、登場人物を、
自民党(自民)
立憲民主党(立民)
維新の会(維新)
の3者に絞ります。

その方が分かりやすいと思うからです。

で、結果ですが、
自民 261(-15)
立民 96(-14)
維新 41(+30)
( )内は、公示前からの増減

ということで、
おおざっぱにいうと、
維新が増やした30議席は、
自民と立民から奪ったといえます。

これを、小選挙区と比例代表に分けてみると、
興味深いことが分かります。

一つは、どこで議席を確保しているかです。

小選挙区は、
大阪 15、兵庫 1 で、合計 16

比例は、近畿 10、
南関東 3、
北関東 2、東京 2、東海 2、九州 2、
東北 1、北陸信越 1、 中国 1、四国 1
で、合計 25 です。

ちなみに前回は、
小選挙区は、大阪 3のみ、
比例は、近畿 5、
南関東 1、東海 1、九州 1で 合計 8です。

これは何を物語っているのでしょうか?

大阪での圧倒的地位を確立したこと、
全国にも勢力を広げつつあることです。

もう一つは、前回より増えた議席は、
どこから奪ったのか?

という点です。

前回の議席数と比較すると、

小選挙区 3 → 16 (+13)
比例代表 8 → 25 (+17)

おおざっぱにいえば、小選挙区も比例も、
議席数としては、同程度(15前後)
増やしたわけです。

じゃあ、どこから奪った議席なのか?

これが、めちゃくちゃはっきりしてるんです。

小選挙区は、
自民から11、立民から1、
(その他から1)

比例は、
自民から2、立民から15

つまり、小選挙区は自民から議席を奪い、
比例は、立民から議席を奪っているのです。

これは、全体の議席数を前回と比較しているだけなので、
あまり細かい、緻密な分析ではありません。

ただ、ここまではっきりした傾向が出ていると、
ここから教訓を得られるのではないかと思います。

それは、もちろん、経営の観点からです。

一つは、リーダーシップ、
もう一つは、マーケティングです。

で、あえて分けるのならば、
小選挙区の結果は、リーダーシップ、
比例の結果は、マーケティング、
そう言えるのではないかと思います。

では、何が、どう、リーダーシップに関連しているのか?

ここで、自民、立民、維新について、
それぞれのリーダーシップについて
説明しようかと思うのですが、
長くなりそうなので、
次回に続きます・・・

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