【幹部社員からのお悩み相談】社長の突然の思いつきに、ついていくのが大変です

うちの社長は、突然新しいことを始めると言い出します。
あまりにも急なので、ついていくのが大変です。
どうしたらよいでしょうか?

いろいろと大変ですね。

実は、多くの幹部社員が同じような悩みを抱えているようです。幹部社員を集めた研修などでは、「自分もそうだ」ということで意気投合していることも少なくありません。

私自身も同じような経験をしていますので、その気持ちはよく分かります。

ただ、これはどうしても避けられないことでもあるのです。

少し、社長の立場になって考えてみてください

社長は、どうして突然新しいことを始めようとするのでしょうか?

まず、「突然」始めるのは、思い立ったら吉日ということで、すぐに実行しようとするからです。なぜすぐに実行しようとするのかといえば、何事もスピーディに行うことが重要だからです。

また、思いついたときが一番モチベーションが高くて、やる気になっているということもあります。

では、なぜ新しいことを始めなければいけないのでしょか?

新しいことが何かにもよりますが、やろうとしていることは、おそらく問題を解決することです。

どんな企業であっても、問題・課題は常に山積みの状態です。他社から見れば素晴らしい会社でも、そういう会社はそういう会社で問題・課題があります。どんな企業でも、その会社のレベルにあった問題・課題が存在します。

そのような問題・課題に一番敏感なのは経営者です。

常に、いろいろと気になっているはずです。

常に気になっているので、常に何とかする方法はないかと探しています。

そんなところへ、何か耳寄りな情報が舞い込んでくると、「これだ!」と飛びついて、早速実行しようとするわけです。

耳寄りな情報というのは、スケジュールを決めて、予定通りにやってきてはくれません。ある日突然、出会うのです。どこで出会うのかも分かりません。突然やってくるのです。社長自身もいつ出会うかは分かっていません。

見つけたときが、そのときなのです。

ですから、突然、新しいことを始めようとするわけです。

耳寄りな情報がやってくるタイミングは、社長もコントロールできません。問題・課題を解決することを止めるわけにもいきません。

ということは、社長が突然新しいことを始めることを止めることはできないのです。

それでは、社長の思いつきに振り回されっぱなしでいいのでしょうか。

それは違います。

振り回されないように努力する必要があります。

それは、できるだけ社長と同じ目線を持って、問題・課題を発見しておくことです。

そして、できれば、社長に言われる前に、その問題・課題を解決しておくことです。

解決するのは難しいとしても、少なくとも「こんな問題があるぞ」ということは認識できるようになりましょう。

難しいことですが、社長と同じ目線を持てるように努力しましょう。

具体的には、まず社長の立場になって物事を考えるようにしてみてください。

そんな簡単には、社長の立場になって考えられるようにはなりませんが、常にその意識を持っておくことで、少しずつ近づくことができます。

社長の言葉をよく聴き、行動をよく見て、それが何を意味するのかをじっくりと考えてみてください

最初は、何も分からないかもしれませんが、しばらくすると、「こういうとき社長ならこんなことを言うだろうな」と想像できるようになってきます。そうなってきたら、社長の目線に近づいている証拠です。

地道な努力ですが、自分を成長させるチャンスでもありますので、是非、継続して取り組んでみてください。

最後に、社長の目線に近づくのも、社長の思いつきについていくのも、どちらも大変なことだと思います。

忘れないで頂きたいのは、

  • そこで前向きに努力していくことは、自分の成長になること
  • 大変なのは、幹部社員として期待されているからこそだということ

繰り返しになりますが、自分自身のためになることなので、あきらめずに頑張ってくださいね。