【幹部社員からのお悩み相談】課長になったばかりなのですが、どうしたらよいですか?

初めて管理職(課長)になりました。
部下は、6名います。
これまでは、社長が仕切っていたのですが、これからは私がやらなければいけません。
社長を真似してやってみたのですが、どうもうまくいきません。
どうしたらよいですか?

 

初めての管理職。

責任が大きくなり、やりがいも大きくなるとともに、プレッシャーも大きくなりますよね。

また、どのように役割を果たしたらいいかよく分からないこともあるでしょう。

ましてや、ご自身が初めて管理職になるというだけではなく、会社の中でも初めて管理職になられたようですので、分からないことだらけかもしれません。

まずは、少し肩の力を抜いて、自然体で取り組むことをオススメします。分からない中で無理して頑張っても空回りすることが多いからです。

社長と同じような態度、口調、やり方ではうまくいかない

最初に、社長の真似をしてみてうまくいかなかったということでしたね。

どのように真似したのかがはっきりしませんが、社長とはキャラクターも違うでしょうし、会社の中での存在感、権限など、いろいろなことが違っていると思います。

見習うべき点を真似していくことは大事なことですが、表面的に真似しても、うまくはいきません。なぜなら、社長だからうまくいっていることも多いからです。それを別の人がやってもうまくいきません。

ご自分のキャラクター、会社の中での位置づけなどを考えて、自分らしくやっていくことが大事です。

部下も戸惑っている

次に、部下の心境を考えてみてください。

これまでは、社長が上司であり、同じ立場だったわけですよね。同じ立場だった人間が、ある日突然、上司になる。

上司になったあなたも戸惑っていると思いますが、周りの人間も少し戸惑っていると思います。どのように接すればいいのか、どのように仕事を進めていけばいいのか、日常の何気ないところで少し困っているのではないかと思います。

これは、お互いが慣れてくれば、自然にしっくりとくるようになります。ですから、もう少し我慢してください。とにかく、自分の役割を果たすことだけを考えて、自然体でやっていきましょう。

管理職になったことへの嫉妬がある

また、あなたが会社で初めて管理職になったことに嫉妬を感じているのかもしれません。もし、年上の人よりも先に管理職になっているとすれば、その年上の人は少々複雑な思いを抱えているでしょう。

あなたが課長にふさわしいと認めていたとしても、心の中では、どうして自分が課長になれなかったのかという想いが消えずに残っている可能性もあります。

あるいは、自分の方が課長にふさわしいと思っているかもしれません。

そんな想いを抱えている部下は、態度にも出てきますので、扱いが難しいと思います。

この解決策は、あなたが努力をして、管理職にふさわしいのは自分であるということを、課のメンバー全員に納得させることです。少し時間はかかるかもしれませんが、実際の仕事で片をつけるしかありません。

上司だからといって上から目線で命令しない

ここで絶対にやってはいけないことは、上から目線で命令をすることです。

上司なので、部下に対して指示・命令をすることは、役割の一つです。ただ、それが上から目線になってしまうと、周囲の反感を買ってしまいます。もともと納得していないメンバーの場合には、かなり強烈に反発する可能性もあります。

課長というのは、課のメンバーをまとめていく役割であり、指示したり命令したりすることもありますが、それはあくまでもそういう役割だということです。

どちらが上で、どちらが下だとか、自分の方が偉いというような考えは厳に謹んでください

そうしないと、部下との良好な関係を築くことはできません。

課長の役割をしっかり理解しましょう

さて、これから課長としてしっかりと役割を果たしていくためには、その役割は何かを確実に理解しておく必要があります。

課長の役割とはどんなことでしょうか?

課長の役割は、課のメンバーによって、課としての成果を最大にすることです。

課長自身が成果をあげることではなく、課のメンバーに成果をあげさせることです。

管理職になったばかりでやってしまいがちなのは、自分がやってしまった方が早いと、実務に手を出してしまうことです。確かに、自分でやってしまった方がよくできるでしょうし、早く完了すると思います。でも、それでは、部下がいつまでたっても成長しません。いつまでたっても課長が手を出さなければいけなくなります。

部下一人に対してであれば、まだいいのですが、これを部下全員にやろうとしてしまったら、課長の体はいくつあっても足りません。部下全員がいつまでも成長できず、課長はいつまでたっても部下全員の仕事をカバーしなければならなくなってしまいます。

課長の役割は、課のメンバーによって、課の成果を最大にすることです。

自分が頑張って成果をあげていくよりも、課のメンバーの能力アップを図り、メンバーの成果を大きくしていく方が、課全体の成果は大きくなります。

それを肝に銘じて、自分やりたい気持ちは抑えて、部下にやらせるようにしましょう。部下が成果をあげられるようにサポートしましょう。

課長が、課の成果を最大にするためにやるべきこと=課長の役割を整理します。

課長の役割は、

  • 部下の力を引き出す
  • 部下をやる気にする
  • 部下の能力を高める
  • メンバーを一つにまとめる

以上のように、部下の成果が大きくなるように努力することが、課長として大切です。

最初は、部下の相談に乗り、悩みを解決することに集中する

さて、そうはいっても、最初からいきなり完璧にやることは難しいでしょう。

ですので、最初は、部下の悩みを解決する手伝いをすることに集中してください。

部下の相談にのり、どうすれば解決できるかを一緒に考えましょう。

答えを教えたくなると思いますが、できるだけ部下自身が答えを出せるように導いてください

自分で考えて、自分で答えを出すことによって、部下は成長していきます。

上司が答えを教えてしまうと、いつもそれを頼りにするようになってしまいます。

上司がやるべきことは、答えが出るようにナビゲートすることです。

そうするためには、「コーチング」を勉強すると良いでしょう。

ここまで、あれこれ書きましたが、最初のうちは、完璧にできなくても仕方がありません。

まずやるべきなのは、とにかく部下の悩みを解決する手伝いをする、相談に乗ることです。

やっているうちに、上司としてどうすればベストなのか、徐々に分かってくることと思います。

初めての管理職で大変だと思いますが、コツコツと努力して、立派な課長を目指してください。