緊急対策!危機を乗り切るマネジメント
新型コロナウイルス感染が拡大しています。
イベントの中止、小中高校の休校など、非常時の対応が求められています。
自社で何とかできることばかりではありませんが、何ができるか、積極的に対応していきましょう。
新型コロナウイルス感染が拡大しています。
それに伴い、イベントなどが中止・延期され、旅行や宴会のキャンセルなども相次いでいるようです。
地域によっては、学校も休校になり、会社によっては会社には出社せず、在宅勤務になっているところもあります。通勤ラッシュを避けるために通勤時間をずらすなどの対策も取られています。
これがいつまで続くのでしょうか?
不安が広がる中、経営者は何をするべきか
誰にも明確な答えが出せない状況の中、どのように対応すればよいのでしょうか。
社員の健康という点では、すべての会社に関係があります。全社員に、手洗い、うがい、マスクの着用などを徹底している会社も多いでしょう。
ただ、どこまでやればいいのか、いつまでやればいいのか分かりませんので、不安ばかりが大きくなります。
マスクについては、着用したくても手に入らない状態です。
「健康の人はマスクをしなくてもいい」
「マスクをしてもあまり効果がない」
という、どちらかといえばマスクはいらないという意見もあれば、
「マスクをすれば、完全じゃないにしても防御できる」
という、みんながした方がいいという意見もあります。
まあ、どちらも正しいのでしょうが、コロナウイルスというものがどんなものなのか、全容が見えないため、どうしても不安になってしまいます。
また、経営者としては、事業への影響も大きな心配です。業績にどのように影響するかは、業種にもよるでしょう。ただ、まったく影響はないという会社は少ないのかもしれません。
最悪なケースでは、すでに破産申請したというニュースもあります。
2/25くらいまでは、イベントの開催は主催者の判断に委ねられていましたが、2/26には政府から大規模イベントの中止・延期の要請が出て、多くのイベントが中止・延期になりました。今後もしばらくはこの状態が続くでしょう。
こうなってくると、元気な消費者が遊びに行ったり、外食したりということもさらに少なくなるでしょう。全体の消費マインドが落ち込めば、間接的であっても、業績に影響が出てくることは間違いありません。
こんなとき、経営者はどうするべきなのでしょうか。
情報はオープンにし、むやみに不安をあおらない
人が一番不安になるのは、状況が分からないことです。
コロナウイルスがどうなっていくのかは、誰にも分かりませんが、経営状況がどうなるかは、ある程度予想ができると思います。
いくつかのシナリオを想定して、社員にも伝えましょう。
そうすることで、社員の不安を抑えることができ、会社全体が浮き足立つような状況は避けることができます。
対策は、社員に知恵を出してもらう
このようにある程度不安を取り除いた上で、やるべきことを明確に伝えましょう。
新型コロナウイルスの拡大が、自社にどのような影響を及ぼすかは、ある程度想定できると思います。
売上の減少、部品が調達できなくなる、スタッフが揃わないなどなど、様々な影響があると思います。
それについての対策は、現場レベルのことについては、社員に知恵を出してもらいましょう。現場のリーダーを中心に、やれることをリストアップし、確実に実行する。全社員で危機を乗り切っていくことを伝えましょう。
そのためにも、現在の状況、今後の見通しをきちんと伝えることが大切です。
不安をあおるのではなく、事実を伝えましょう。
社員に安心感を与え、希望を持たせることも重要
その上で、
「大変な状況だが、○○すれば乗り切れる。だから、みんなで力を合わせてしっかりやっていこう」
ということを伝えましょう。
社長は、社員に安心感を与え、希望を持たせることも重要です。