経営改革の傍観者、評論家、批判ばかりの人間をどうするか?

何か新しいことをやろうとすると必ず批判が出ます。
有事の際の意思決定にも批判が出ます。
賛否両論あることは仕方がありませんが、批判ばかりではどうしようもありません。
でも、批判ばかりする人が存在することも事実です。
何とかうまく対応して、物事を進めていくことが求められます。

 

何か、新しいことを始めようとすると、必ず否定する人がいます。

その根拠や考え方が間違っている場合は、否定的な意見を否定すればいいのですが、困ったことに、たいていの場合は、否定的な意見も正しく、一理あることが多いのです。

世の中、何ごとも100%シロかクロか、明確に分かれるわけではなく、極端なことをいえば、51%のシロ、51%のクロなど、微妙なこともよくあります。

そのため、否定的な意見に賛成が集まり、新しいことが始まらないということになるケースが多いようです。

もちろん、トップの権限で、トップダウンで強引に押し進めることもできます。それでうまくいくのならそれでいいのですが、そうとも限らないのが困ったところです。

現実的には、多くの人が賛成し、進んで協力する状況を作り出さないと、物事は進んでいきません。たとえ、トップダウンで進めようとしてもです。

組織の中には、自らが進んで行動する人、新しいことを提案する人、新しいことに積極的にチャレンジする人よりも、現状維持を望む人の方がたくさんいます。

何となく見ているだけの「傍観者」、理屈だけは立派だが、常に人ごとな「評論家」、何でもかんでも批判ばかりする「否定人間」、こういう人たちがたくさんいます。

この人たちを何とかしないと、改革は前に進みません。

では、どうしたらよいのでしょうか?

残念ながら、特別な秘策はありません。

オセロゲームで一気にクロをシロにひっくり返すようなマジックはないのです。

一つずつ、時には2つ、3つ、地道にひっくり返していくしかありません。

一つずつひっくり返すのはどうしたらよいか。

これも特別な秘策はありません。

常に、言い続ける。

極論すれば、それしかありません。

言い続けるべきことは、その都度違うでしょう。でも、本当に常に言い続けるべき、スタンダードなこともあります。

それは、

  1. 口先だけで、行動が伴わなければ、成果は出ないこと
  2. 環境が変化している以上、現状維持というのは後退しているのと同じだということ
  3. 考えているだけでは答えは出ない。何ごともやってみないと分からない、ということ

これらのことを言い続けていくと、だんだんとミーティングで行き詰まったときの反応が変わってきます。

上記のことが定着していない場合は、ミーティングで行き詰まってくると、結論はこうなります。

「意見もまとまらないし、成功するかどうか分からないので、新しい取り組みはやめましょう」

つまり、結局「やらない」という結論で落ち着きます。

でも、上記のことが浸透してくると、結論はこうなります。

「意見もまとまりませんが、やってみないと分からないので、まずはやってみましょう」

同じような状況であっても、「やってみよう!」という空気が強くなってくるのです。

そう変わるまでには、結構時間がかかるかもしれません。

でも、やるしかありません。

言い続けていれば、少しずつ変わってきます。

あきらめずに言い続ければ、徐々に浸透していきます。

あるところまで浸透すれば、あとは楽勝です。

ドドッと大きく変わります。

そこまでの辛抱です。

がんばって行きましょう!