業績を向上させたいとき、何をするべきか?

コロナ禍で、多くの企業が経営環境の激変に苦しんでいます。

何かを変えなければいけない。でも、何を変えれば良いか分からない。

そんなときにやってはいけないこと、積極的に取り組むべきことをまとめてみました。

ぜひ、参考にしてみてください。

変革したいとき、絶対にやってはいけないこと

事業が順調ではないとき。
「どうしたらよいか」とあれこれ悩むとき。

そんなときに、やってはいけないことが一つあります。

それは、新しいことに手を出すことです。

新しいことというのは、今の事業や技術と、まったく関係のない、新しい分野のことです。関連している分野のことではありません。

でも、順調ではないときは、新しいことに手を出したくなるんですよね。

なぜかといえば、現業がうまくいっていないので、何か新しい分野に活路を見出したくなるからです。

でも、それは大きな失敗の原因です。

なぜか?

まったく新しい分野ですから、ノウハウの蓄積が全くないからです。

未知の分野なので、手探りで、試行錯誤するしかないからです。

そんな状態で成果をあげるのは、本当に難しいことです。

ですから、安易に新たな分野に手を出すことは、絶対にやってはいけません。

新しいことに手を出してはいけないもう一つの理由

でも、やっぱり新たな分野に手を出せば、ひょっとしてうまくいくのではないか?

そんな希望を捨てきれない思いも理解できます。

私自身もそうだったからです。

でも、実は、それが大きな落とし穴なのです。

ひょっとするとうまくいくのではないか?

これは、とても危険な考えです。既存事業がうまくいかないときには、わらをもつかむ気持ちで、新たなチャンスに飛びつきたくなります。

でも、未知の分野なので、そう簡単には成功しません。

それでも、新たなチャンスという誘惑に負けて、ついつい手を出し続けてしまったりします。

そうするとどうなるでしょうか?

1つがうまくいかなければ別のこと。
それもうまくいかなければ、また別のこと。
それもうまくいかなければ、またまた別のこと。

どこまでいっても、きりがありません。

結局、新たなチャンスをずっと探し続けるという罠にはまってしまうのです。

新たなチャンスを探し続けるという落とし穴にはまってしまうのです。

そして、いつまでたっても成果をあげられないという地獄に陥ってしまうのです。

困ったときに絶対にやった方がいい、たった一つのこと

では、どんなことをすればいいのか?

それは、既存の資産を見直すことです。
今あるものを、もっと生かすことができないか、徹底的に見直すことです。

一番の資産は、既存顧客です。これを活用しない手はありません。

なぜ、既存顧客が一番の資産なのかといえば、すでにある程度関係ができているので、販売がしやすいからです。

新規顧客に販売するためのコストは、既存顧客に販売するためのコストの6倍ともいわれています。

ですから、既存顧客にもっと売ることはできないかを考えるのです。

  • どうしたら、もっとたくさん買ってもらえるか?
  • どうしたら、もっと高額商品を買ってもらえるか?
  • 何か他に買ってもらえるものはないか?

これらを、全社員で徹底的に掘り下げていくのです。

社員を巻き込むことで得られる3つの効果

ポイントは、全社員で、というところ。社員を巻き込んで考えていくことが重要なポイントです。

社員の英知を結集して、新たなビジネスチャンスを探していくのです。

そうすることで、大きな3つの効果が得られます。

一つは、効果的なアイデアが出てきて、成果に結びつくこと。場合によっては、劇的に成長できる新たな策が見つかることもあります

もう一つは、社員たちのモチベーションが高くなり、チームとしての一体感が生まれてくることです。

そしてもう一つは、新しいことにチャレンジすることが当たり前になり、社員全員の意識が変わっていくということです。

こうやって、変革が進んでいきます。

やってみると実感できますが、顧客リストを見渡して、あれこれ意見を出し合うだけで、想像以上の成果が得られるのです。

多様な意見が新しいアイデアにつながる

どうしてそんなことになるのでしょうか?

そのカギは、やはり全社員を巻き込むことにあります。

全社員を巻き込んで、あれこれ考えていると、本当に多様なアイデアが出てきます。

意見を出し合っていると、他の人の意見に触発されて、アイデアが浮かびやすくなります。

盛り上がってくると、集中力も高くなって、一人では思いつかないようなアイデアが生まれてくるのです。

もちろん、どうでもいいアイデアもたくさんあるでしょう。それでも、中には、これまでにない斬新なアイデアが出てくることもあるのです。

大切なのは、それを「どうやって引き出すか」と、それを「いかに見逃さずに拾い上げるか」

まず難しいのは、「どうやって引き出すか」の方です。意見を出してもらおうと思っても、なかなか思ったようには、意見が出てきません。

社員からアイデアを引き出す方法とは?

では、どうやってアイデアを引き出せばいいのでしょうか?

オススメの方法は、ワークショップ(参加型のミーティング)を実施することです。

ワークショップとは、メンバーたちが集まって意見を出し合い、問題の解決策や新しいアイデアを出し合う、参加型のミーティングです。

ワークショップを上手に活用すると、参加する社員たちの意欲も高まり、社員の意識が変わり、会社全体も変わっていきます。

ただ、そのとき、何となく「意見を出してください」といっても、意見は出てきません。意見がスムーズに出てくるように、誘導してあげることが必要です。

たとえば、漠然と投げかけるのではなく、具体的な質問をすることも有効です。

また、誰もが意見を言いやすいように、和やかな、明るい雰囲気で進めることも重要です。

そうやって、ワークショップをうまく活用すれば、社員をうまく巻き込んで、新しいアイデアを引き出し、改革を成功させることができるのです。

まとめ:変革を成功させるために必要なものは…

変革を成功させるために必要なものは、

  • 既存顧客のリスト(既存資産の再活用)
  • 新たな発想を生み出すワークショップ
  • 実行力を高めるワークショップ

このように、ワークショップをうまく活用すれば、組織の変革が成功し、業績を向上させることが可能になるのです。

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