リーダーが「聞く耳」を持つとはどういうことか?
今日は、真冬の寒さだそうです。
確かに寒い・・・
暑いのも嫌だけど、寒いのもなぁ。
特に朝晩が大変ですよね。
暖かいものでも食べて、
元気出して、寒さを吹き飛ばしましょう!
ところで、世間では、
18歳以下の子どもに対する給付金のことが、
話題になっています。
ここには、リーダーシップに関する、
重大な問題が潜んでいます。
(ちょっと大げさですが)
今日は、リーダーの「聞く耳」について考えてみたいと思います。
10万円現金一括給付OKは、聞く耳のおかげ?
![](https://syncom-p.com/wp/wp-content/uploads/2021/12/3490775_s.jpg)
さて、今、世間では、
18歳以下の子どもに対する給付金のことが、
話題になっています。
当初、5万円は現金、残りの5万円はクーポンで、
ということになっていましたが、
場合によっては、クーポンじゃなくてもいい、
とか、
自治体の判断で10万円全部一括でも良い、
とか、
別に制限しないので、10万円全部一括で良い
とか、
ドンドン変わってきています。
これは、総理の「聞く耳」の成果だそうで。。。
そうでしょうかね。。。
朝令暮改を否定するつもりはありませんが・・・
![](https://syncom-p.com/wp/wp-content/uploads/2021/12/22450353_s.jpg)
私は、朝令暮改を否定するつもりはありません。
昨日は右だと思って、
「右に行け~!!」
と号令をかけたけど、
よく考えたら左だったと思ったら、
即座に、
「左に行け~!!」
となったとしても、
それがすべて悪いとは思いません。
もちろん、振り回される方は溜まったもんじゃないですし、
その理由にもよります。
どうして、判断が変わったのか、
まともな理由があるなら、
考えを改めることは、
何も悪いことじゃありません。
むしろ、間違っていると分かったのに、
一度言ってしまったから変えられないと、
そのまま突き進む方が大問題です。
ですから、私は、朝令暮改を、全面否定するつもりはありません。
ただ、今回の給付金の件は、ちょっと違うような気がします。
事前に「聞く耳」があれば対応できたはずでは・・・
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どうしてそう思うかというと、
今回、あれこれ言われたことって、
想定外のことなんて、何一つないんじゃないかと思うのです。
どれも普通に考えれば、思いつくレベルのことばかり。
たとえば、
- 給付を2回に分けると、手間暇(コスト)がかかる
- クーポンだったら、よけい手間暇(コスト)がかかる
- もらう立場としては全部現金の方がいい
というようなことは、即座に思いつくようなことです。
もし、思いつかなかったとしても、
「聞く耳」を持って、関係者の声を聞いてみたら、
必ず出てきただろうと思うようなことです。
ですから、事前に、十分対策が取れたはずなんです。
リーダーの「聞く耳」とは、言いなりになることではない
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私は、もし、ちゃんとした理由があって、
5万円は現金、残りの5万円はクーポン、ということなら、
それを押し通しても良いと思います。
ただし、
ちゃんとした理由があるのなら、
です。
こうするべきだという、
確固たる信念や、きちんとした理由があるのなら、
反対意見があったとしても、押し通しても良いと思います。
ちゃんとした理由があるのなら、
です。
リーダーには、リーダーの判断があって、
それが、他の人と同じとは限りません。
もちろん、それを押し通すことは、
独裁、独りよがり、独善的になる可能性もあります。
でも、リーダーだけに見えているものがあって、
リーダーの信念が、後になってみると正しかった、
ということだってあるのです。
リーダーが「聞く耳」を持つことは、とても素晴らしいことです。
でも、それは、
周囲の言いなりになることではないし、迎合することではありません。
リーダーは「聞く耳」を持っても、意志を貫け!
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リーダーが、いろんな人の意見を聞くことは、とても重要です。
そうしないと、偏った情報で判断してしまい、
判断を間違えるかもしれないからです。
でも、周りの意見は、右もあれば左もあるし、
上もあれば下もあり、北もあれば南もある。
つまり、いろいろ意見が分かれるわけです。
いちいち全部聞いてたら、まとまるはずがありません。
みんなに良い顔しようとすれば、
中途半端なものになったり、複雑で分かりにくくなったり、
結局、良い成果が出ない愚策になる可能性があります。
ですから、いろんな意見を聞いたとしても、それに従う必要はないのです。
もちろん、聞くだけは聞いてみたものの、あとは無視というのも問題です。
でも、すべてを聞き入れる必要もありません。。
なぜ、こうする必要があるのか。
なぜ、違う意見を採用しないのか。
それをきちんと説明して、意志を貫き通すことがあっていいのです。
ところで、今回の給付金の件。
そういう説明もなかったように思いますし、
貫き通すだけの何かがあったようにも思えない。。。
リーダーとしては、
残念!!!
我々は、こういった例を見て、教訓としていくべきだと思います。
人の振り見て我が振り直せ
ってことですね。
では、寒さを吹き飛ばして、がんばって行きましょう!!