今すぐ、業績を向上させたいなら、楽しい会社をつくれ!
楽しむことで、最高のパフォーマンスを発揮できる
トップアスリートの方が、よくインタビューで
「まずは、自分が楽しみたいと思います」
とか、
「楽しんでプレーしたいと思います」
というようなことを、いっていますよね。
それは、「楽しむ」という状態が、一番いいパフォーマンスを発揮できるからです。
それをアスリートの皆さんは知っているので、メダルがかかった重要な試合、優勝がかかった重要な試合、絶対に負けられない試合に向けて、「楽しみたい」というのです。
それならば、ビジネスだって同じではないでしょうか?
今すぐ、業績を向上させるためにやるべきことは?
今いる社員、現在ある資産は、急には変わりません。
社員たちは成長していきますが、それには時間がかかります。
もちろん、将来に向けた投資は重要です。社員たちの成長のために投資することも重要です。
でも、今すぐ、業績を向上させたいのなら、将来への投資の前にやることがありますよね。
それは、どうしたら、今の戦力で一番いい成果が出せるかを考えることです。
その一つが、社員の力をどう引き出すか?
新戦力に期待するのではなく、現有戦力でどのように戦えばいいのかを考えることです。
最高の力を発揮するために重要なことは何か?
考え方の一つは、戦い方を変えること。
戦略の見直しですね。
現在の戦力に合わせて、また、今置かれている経営環境に合わせて、適切な戦略を選択する。
それももちろん大事です。
それ以外にも大事なことがあります。
それは、戦うチームのムードづくりです。
士気を高めるといった方が適切かもしれません。
同じチームでも、一人ひとりがどのような意識を持つか、どのような姿勢で仕事に臨むかで、生み出される成果はまったく違ってきます。
そこで大事なのが、楽しむこと!
なぜなら、楽しむことで、最高のパフォーマンスを発揮できるからです。
トップアスリートも一般人も基本は同じ
信じてもらえないかもしれませんが、これは、トップアスリートの皆さんが証明してくれていることです。
もちろん、我々一般人は、トップアスリートのように、何か素晴らしい能力があるわけではありません。
野球がうまいわけでも、ゴルフがうまいわけでも、テニスが、卓球が、柔道が、レスリングが、水泳が・・・とにかく、何らかの特別な能力があるわけではありません。
でも、トップアスリートも我々一般人も、人間は人間。
楽しんでいるときに、最高のパフォーマンスを発揮するというのは、同じはずです。
ただ、発揮される成果のレベルが違うだけ。
ですから、我々も、楽しむことで最高の成果を発揮できるようになるのです。
楽しければ何でもいいわけではありません
でも、ただ楽しくやれば業績が向上するというわけじゃありません。
楽しいといってもいろいろありますからね。
コロナ禍でできなくなりましたが、仲間と飲みに行って大騒ぎするとか、カラオケに行って歌いまくるとか、そういうことも楽しいことの一つです。
ソファに座りっぱなしで、連続ドラマの第1話から最終話までを見続けることも楽しみの一つです。
お友達とカフェでおしゃべりするのも楽しみの一つです。
楽しさにはいろいろあります。
それはどれも大切です。
気分転換でスッキリして、そのことで仕事がはかどるという意味では、とても重要です。
でも、会社の業績に直結するかというと、それはちょっと違いますよね。
では、会社の業績に直結する楽しさって何なのか?
明確な目標とやり遂げるという決意が必要
それは、
「できた~!」とか、
「終わった~!」というような、達成感。
やりきったという充実感。
力を発揮できたという満足感。
そのような感情が、仕事で満たされるようにすることです。
そのために必要なのは、明確な目標と、それを必ず達成しようという覚悟。
基本的なことですが、何を目指しているのかを明確にして、なんとしてもやり遂げようというリーダーの意思、強いリーダーシップが重要なのです。
ただ、注意すべきなのは、無理矢理やらせる、強引にやらせるのではないってこと。
やるなら、楽しくやる。
社員一人ひとりが、自分の意思でやる。
そのような「楽しい会社」をつくるってことが大事なわけです。
チームが目標に向かって一つにまとまっていれば、メンバーたちが楽しんで仕事をすれば、それは必ずいい成果になります。
楽しむだけじゃダメですが、楽しむことはとても大切なことなのです!