ベイスターズは親会社が変わって、明らかに変わった
私の事務所が横浜にあって、
近くに横浜スタジアムがあると、
昨日も書きました。
コンサートがあると、
音楽や歓声が聞こえます。
野球の試合があれば、
歓声や応援の音が聞こえます。
イベント終了時に、
近くを歩くと、人がたくさんいて、
少々迷惑です。
この場所に事務所を構えてから、
もう15年ぐらいになるかと思うのですが、
ベイスターズは、あるときから、
明らかに変わったんですよ。
マーケティングの成果でしょうか。
そのあるときというのは、2012年、
DeNAが親会社になったときです。
まず、最寄りの駅が変わりました。
私が主に利用しているのは、
みなとみらい線の
日本大通り駅なのですが、
これが変わりました。
駅のあちらこちらに、
選手の写真が貼られていたり、
試合の日程が出ていたり、
いかにも、
「横浜スタジアム」の最寄り駅です、
という見栄えに変わりました。
野球に興味がない人でも、
絶対に気付くし、
熱狂的なファンなら、
自分の推している選手を探して、
喜んでいるかもしれません。
その他にも、積極的に、
攻めの施策が打たれて、
観客動員数は増えていきました。
プロ野球Freakというサイトの情報によれば、
2010年以降のホームゲームの
平均観客動員数は以下の通り。
2010年 16,800人
2011年 15,308人
2012年 16,194人 ← ここからDeNA
2013年 20,081人
2014年 21,730人
2015年 25,546人
2016年 26,933人
2017年 27,880人
2018年 28,166人
2019年 31,716人
2020年 9,171人
※ 2020年はコロナ禍の影響です
見事に、観客動員数が増えていますよね。
それだけじゃありません。
明らかにファンが増えてるんです。
というのは、
以前は、試合終了後に、
スタジアム周辺を歩いていると、
他チームのユニフォームの方が、
目立っていたんです。
特に目立っていたのは、阪神。
あとは広島でしょうかね。
ホームチームよりも、
ビジターのチームの方が、
目立ってるんです!
あくまでも、何となくの印象で、
数えたりしたわけではありませんけどね。
ところが!
最近は、明らかに
ベイスターズのファンが多い!
もちろん、相変わらず虎や鯉も目立ちますが、
でも、一番目立つのはベイスターズ。
ホームですから、
当たり前なんですけど。。。
ところで、今日は何で、
こんなことを書いているのか?
それは、
マーケティングを徹底すれば、
確実に成果が出る!
という話だからです。
2015年には、
横浜スタジアムの運営会社を買収して、
球団と球場が一体となった運営を、
始めてるんですよね。
その成果は、観客動員数にも、
表れているのではないでしょうか。
知恵を絞って、
ターゲットを絞って、
魅力を一生懸命伝えていく。
そのために、
リサーチしたり、
実験的な取り組みをしたり、
努力を重ねて、ファンを増やす。
- どうしたら、お客さんに喜んでもらえるんだろう?
- どうしたら、もっと多くの人にファンになってもらえるんだろう?
- どうしたら、もっと野球の魅力を伝えられるんだろう?
そんな基本的なこと、
そしてとても重要なことを、
徹底的に考えて、積極的に行動していった。
それが結果に表れているのです。
DeNAが、良い意味で、
野球の「素人」だったことも、
よかったのでしょうね。
既存の枠にとらわれず、
柔軟な発想で、
改善策を繰り出していった。
イノベーションですね。
つまり!
やっぱり、
マーケティング
と
イノベーション
が、経営には重要!
ってことですね。
さすが、ドラッカーさん!
みなさんも、
お客さんの立場になって、
既存の枠にとらわれず、
自由で、柔軟な発想で、
ビジネスを見直してみませんか?
きちんとやれば、
ベイスターズのように、
結果が出てきますよ!