ワークショップに関してのご質問
ワークショップには、いろいろなメリットがありますので、ワークショップに興味を持たれた方も、多いのではないかと思います。でも、これだけではよく分からない、もっとワークショップについて知りたいという方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、皆さまから、よく聞かれるワークショップに関する質問を取り上げてご紹介します。
ワークショップとミーティングは何が違うのですか?
ワークショップは、ミーティングの一種です。
ミーティングの中には、出席者からの報告事項、出席者への連絡事項など、情報の共有が、主な目的になるものがあります。
ワークショップは情報共有ではなく、アイデアを出し合って、最善の策を決めるなど、何かを生み出すためのものです。
ですから、みんなが集まって話をするミーティングの中でも、意見を出し合って、何かをつくり出したり、アイデアをまとめていくものを、ワークショップといっています。
ワークショップは、お金を払ってやる価値があるのでしょうか?
その判断は、それぞれだと思いますので、ご自身で判断していただければと思います。
ワークショップを成功させる、一番のカギは、進行役の力量です。
その場の空気、雰囲気を読んで、軽いノリにしたり、引き締めたり、意見を引き出したり、まとめたり、硬軟織り交ぜて、臨機応変に、柔軟に、進めて行くことが必要です。
これが意外に難しく、簡単に出来るものではありません。
進行役がしっかりしないと、意見も出てきませんし、解決策もまとまらない、ということがよくあります。
自分たちだけでやろうとして、失敗してしまう原因の多くは、進行役の力不足によるモノです。
ワークショップの進行は、一見すると簡単そうですが、実は、熟練の技が必要であり、それなりの経験を積んでいることも必要です。
ワークショップを始めたばかりの場合は、特に進行役の力が重要になりますので、慣れるまでは、プロに任せることも、
一つの有効な策ではないかと考えています。
ワークショップは、本当にそんなに効果があるのでしょうか?
ワークショップの効果は、一般的にいえば、
- 参加者のやる気、意欲が高まる
- 参加メンバーの結束力が高くなる
- 問題・解決が進む
- 業務改善が進む
- 目標達成力が高まる
などがあげられます。
それが本当なのかといえば、何を基準にするかにもよりますが、本当に効果は上がっています。
どうしてそうなるのか不思議かもしれませんが、ワークショップに参加することで、参加メンバーの中に、好循環ができるので、想像以上の効果が出るようになるのです。
最初は、とりあえず参加するだけだったメンバーが、少しずつ自分の意見を言うようになり、自分が意見を言うようになると、参加しようという意欲が高まります。
なぜなら、ワークショップが、自分の意見を表明できる場、自分の意見を聞いてもらえる場、だからです。
そうやって前向きに参加していると、話し合った内容が、人ごとではなく、自分にとって重要なことになります。
当事者意識が生まれるのです。
当事者意識が芽生えると、やろうと決めたことについて、確実にやるという気持ちが強くなり、実際に、しっかりと実行します。
メンバー全員が同じようになるので、相乗効果を発揮して、話し合いが盛り上がり、活気が出てきて、チームとしても一致団結していくのです。
場合によっては、少し時間がかかるかもしれませんが、現実として効果は出ています。
ワークショップのテーマは、どんなことがいいですか?
初めて実施するワークショップなら、参加者が身近に感じていること、切実に感じている問題などが、
テーマとしてふさわしいと思います。
参加者自身にとって、何か意味を感じられるものをテーマにすることで、参加意欲が高まるので、
ワークショップの効果も高くなります。
もう一つは、会社として重要なテーマです。
特に、社長は重要性を感じているのに、社員たちの意識が低いテーマを取り上げると、効果があるでしょう。
なぜなら、ワークショップで取り上げれば、自然にそのことについて考えるようになるので、
そのテーマに対する関心も高まります。
たとえ、それまで意識が低かったとしても、ワークショップで話し合っているうちに、
意識が高くなり、認識が変わってきます。
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