ブルー・オーシャン戦略とは?

ブルー・オーシャン戦略とは、激しい競争が繰り広げられている既存市場(レッド・オーシャン)を抜け出し、競争自体を無意味にするような新しい市場を生み出す戦略です。

ブルー・オーシャン戦略のアイデアは、2005年に発売された、W・チャン・キムとレネ・モボルニュの共著の『ブルー・オーシャン戦略』にまとめられています。

『ブルー・オーシャン戦略』は43カ国語で出版され、350万部を超えるベストセラーになりました。

フランクフルト・ブックフェアで2005年のベスト・ビジネス書に輝いたり、Amazonが選ぶ「2005年のビジネス書十傑」にも選ばれています。

恐らく、経営者なら誰でも、「ブルー・オーシャン戦略」という言葉は耳にしたことがあるでしょう。

経営者じゃなくても、戦略に興味を持っている人なら、「そういえば、昔『ブルー・オーシャン戦略』が注目されたいたことがあるな」と思うのではないでしょうか。

ただ、「ブルー・オーシャン戦略」という名前は多くの人が知っているとはいうものの、その中身を正確に、細かく知っている人は、そう多くはないのではないでしょうか?

もしそうなら、今からでも遅くはありませんので、「ブルー・オーシャン戦略」について、じっくりと確認してみてください。

中小企業経営にとって、とても重要かつ参考になることがまとめられています。

ああ、それなのに・・・

私ときたら、2005年の『ブルー・オーシャン戦略』発売時には、その重要性に気付かなかったのですよ。

ですから、「ブルー・オーシャン戦略」の概要はしっているものの、具体的かつ詳細には把握していませんでした。

それはなぜか?

大きくいうと3つの理由があります。

1.かつては、ブルー・オーシャン戦略の奥深さを理解していなかった

2.ブルー・オーシャン戦略なんて、机上の空論だと思った

3.ブルー・オーシャンなんて、永遠には続かないから意味がないと思った

というものです。

ひょっとすると、同じような考えの方もいらっしゃるのではないかと思いますので、その理由を簡単に説明しますね。

【理由1】かつては、ブルー・オーシャン戦略の奥深さを理解していなかった

これは、あとで説明する理由2と3が原因になっているのですが、「ブルー・オーシャン戦略」と聞いても、直感的にあまり役に立つと思わなかったので、真剣に研究してみようと思わなかったのです。

ですから、2005年に発売された『ブルー・オーシャン戦略』を買ってはみたものの、さらっと読んで、それで終わりにしてしまいました。

なんということでしょう・・・

今になって、もっとじっくり読んでおけばよかったと後悔しています。当時は、独立してすぐだったので、ビジネスの基盤を固めるのに大忙しだったんですよね。

まあ、言い訳でしかありませんが、実務に追われて、『ブルー・オーシャン戦略』は、スルーしてしまっていたんです。

でも、最近になって改めて読み直してみたら、あらびっくり!

中小企業経営に活かせるヒントがたくさんあったんです!
(詳しくは別途ご紹介します)

まあ、いくら嘆いても後悔先に立たず。今となってはどうしようもありません。

ただ、当時なぜスルーしてしまったのかといえば、次の2つの理由からです。

【理由2】ブルー・オーシャン戦略なんて、机上の空論だと思った

ブルー・オーシャン戦略というのは、競争のない世界を創造するとか、競争のない世界で勝負するとか、そういうものだと理解していたので、こう思ったんです。

「それは、現実的じゃないよ!現実は、どうしたって競争になるに決まってる。特に、儲かりそうな分野だったら、みんなが参入して、競争のないブルー・オーシャンなんて、夢のまた夢だよ」

ブルー・オーシャンというアイデアは素晴らしいし、それが見つけられるのなら、本当にハッピーだけど、それは宝くじに当たるようなもんだよね、と思ったのです。

ですから、せっかく買った『ブルー・オーシャン戦略』も軽くスルーしてしまったのです。

そしてもう一つの理由。

【理由3】ブルー・オーシャンなんて、永遠には続かないから意味がないと思った

誰でも同じように考えると思うんですが、儲かりそうな市場が見つかったら、そこに参入しますよね。

誰にも知られない市場だとしたら、それは儲かっていないでしょうし、儲かっているということは、その市場は、多くの人に知られてしまったということです。

ということは、仮に最初はブルー・オーシャンだったとしても、それが有望な市場であればあるほど、すぐに多くのライバルが参入してきて、結局、レッド・オーシャンになるだろう。

そう考えたのです。

はい。確かに間違ってはいないと思います。

確かに、考え方としては間違いじゃありません。でも、そこで終わってしまって、「ブルー・オーシャン戦略」を、正しく、詳細に理解しようとしなかったのは、大きな間違いでした。

というのは、確かに永遠のブルー・オーシャンは存在しないかもしれませんが、ブルー・オーシャン戦略について考え、アイデアをまとめて、実行していくことには、大きな意味があるからです。

今さらながら、もっと早くに気付けばよかった・・・と痛切に感じております。

でも、今からだって遅くはありません。

ブルー・オーシャン戦略についてしっかり理解し、それを実践していけば、事業を成長させることができるはずです。

ブルー・オーシャン戦略について考え、実行していくことは、私が理想とする「楽しい会社」にも通ずるものがあります。

そんなわけで、今さらと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今後、「ブルー・オーシャン戦略」の実践を積極的にサポートしていきたいと考えています。

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