社員教育・トレーニング
成果につながる社員教育
社員教育がただのお勉強になってはいけません。
会社の成果につながる社員教育を実施することが重要だと考えています。
社員教育についての考え方
はじめに、私たちがどのような考え方で、社員教育・トレーニングを行っているかを説明します。
シンコムパートナーズの考える社員教育の基本は、何度も繰り返しトレーニングし、習慣化することです。
そのために次の3つの特徴があります。
- 講義形式ではなく、参加型のトレーニングが基本
- ティーチングではなくコーチング
- 実践の中から学び、スキルアップを図る
教育・トレーニングの3つの特徴
講義形式ではなく、参加型のトレーニングが基本
社員教育について、様々な考え方があると思います。講義形式で、何かを教えることも社員教育の一つでしょう。
でも、私たちシンコムパートナーズの社員教育は、一方通行の講義形式ではなく、受講者がアイデアを出したり、討論したりする参加型(ワークショップ形式)を基本としています。
受講者が積極的に参加し、受講者自身が考え、受講者自身で結論を出し、実際に実行してみる。
それを繰り返すことで、自主的に、能動的に考え、行動できる社員が育ちます。
講義形式で何かを教えることを否定するわけではありませんが、社員が「何かをできるようにする」ことを目指すのなら、講義形式の研修だけでは無理があります。
なぜなら、何かをできるようにするためには、知識を得るだけではなく、実際にやってみたり、練習したりする必要があるからです。
ですから、シンコムパートナーズの社員教育は、参加型のトレーニング(ワークショップ形式)を基本にしています。
ティーチングではなくコーチング
では、新たな知識、必要な知識をまったく教えないのかといえば、そういうわけではありません。
知識があって、初めて自分で考えられるようになることもありますし、知識そのものはとても重要なものだからです。
ただ、その知識を講師が一方的に伝えるというやり方は、一見効率的なようでいて、実践的ではないと考えています。
特に、実務に関連する内容の場合は、単に知識を伝えるのではなく、どのように実践するかをセットにしていかないと、単なるお勉強で終わってしまいます。
そこで、シンコムパートナーズでは、何か知識を伝える場合でも、一方通行の講義形式ではなく、受講者に考えさせたり、意見を出させたりするワークショップ形式(参加型)で行っています。
一方的に伝える(ティーチング)ではなく、双方向のやりとりをして、受講者にも考えさせる伝え方(コーチング)をするようにしています。
実践の中から学び、スキルアップを図る
何かを習得するためには、実際にやってみることが重要です。
ピアノを弾く、泳ぐ、料理する・・・どんなことでも、ただそのやり方を聞いているだけでは上達しません。
もちろん、ただやみくもにやれば良いというわけでもありません。何かをするために必要な最低限の知識、技術は学ぶ必要があります。
ただ、それは最低限必要なものに限る方がいいと考えています。その方が、結果的に効率よくスキルアップできると考えるからです。
「弾きたい曲」を弾くためのスキルを習得する
イメージとしては、ピアノをまったく弾けない初心者が、自分の好きな曲を弾けるように指導するようなものと考えてください。
大人がピアノを習う場合、子供がやっているような基礎的なトレーニングをひたすらやることには我慢できません。
「この曲が弾きたい」という願望を叶えるために、そこに最短でたどり着けるような練習をしたいと思うものです。
基礎的なトレーニングは大事だが、ピアニストを目指すわけでもないし、趣味で弾くだけなのだから、とりあえず、「この曲が弾きたい」「弾けるようになりたい」と思うわけです。
そこで、指導する側は、その曲を初心者でも弾けるようにアレンジし、それを演奏するのに必要なテクニックだけを教えます。
必要のない基礎トレーニングはせずに、その曲を弾くために必要なことだけをトレーニングします。
そうやって練習を続けると、何とか弾きたい曲が弾けるようになります。
たとえ、その途中で基礎トレーニングがあったとしても、自分が弾きたい曲を弾けるようになるためなので、努力するモチベーションが維持できます。
自分が弾きたい曲を弾けるようになるためなら、そのために必要な最低限の知識、技術を習得する努力は惜しまないはずです。
これが、実践の中から学び、スキルアップを図るというイメージです。
実践の中から学ぶのは、大人のためのやり方
悪い言い方をすれば、その場その場で、必要な知識、スキルを学ぶことになります。
あらかじめ、体系化された理論を習得するわけではありません。基礎的なトレーニングをみっちりとやるわけでもありません。
行き当たりばったりといえなくもないやり方です。
でも、ピアノの例で分かると思うのですが、その方が、普通の人間はやる気になるのです。
将来ピアニストになろうというのなら、あらかじめ体系化された理論を地道に学んだり、基礎的なトレーニングに取り組もうという気にもなるでしょう。
でも、そうじゃなければ、とりあえず「自分の弾きたい曲」が弾ければ良い。そう思うものです。
ただ、それを繰り返していけば、いつの間にかレパートリーも増え、様々なテクニックが身についていきます。
実践の中から学び、スキルアップを図るという方法は、実践的であり、大人のためのやり方だと考えています。
社長の思い、目標を理解してからトレーニングを実施します
上記のように、シンコムパートナーズでは、実践の中からスキルアップを図ることを大切に考えています。
とはいっても、やみくもに実践していくだけでは、目的に沿ったスキルアップを実現することはできません。
会社の方針、経営者の思いなどを意識して、トレーニングを実施していきます。
トレーニングを行うときの3つの留意点
トレーニングを行う場合、具体的には、必ず、次の3点に留意しています。
- 明確な目標設定
- 価値観の共有
- 行動指針を理解し実践
明確な目標設定
現在会社として目指している目標、将来のビジョン、克服するべき課題、現状抱えている問題点などを理解し、目標設定を明確にしてから、トレーニングを始めます。
価値観の共有
会社によって、業種によって、社長によって、何を大切にしているかは様々です。大切にしている価値観を共有できていないと、トレーニングしても無駄になってしまうこともあります。ですから、事前に大切にしている価値観を理解し、それを踏まえて実施して参ります。
行動指針を理解し実践
価値観と同様、どのような行動指針があるのかも大切にしています。日常業務で守られている行動指針と、トレーニングの内容がずれてしまったのでは、効果はありません。日常の活動をさらにパワーアップさせるためにも、行動指針を理解した上で、実施していきます。
実施までの流れ
社員教育・トレーニングは、以下の流れで実施します。
- 打ち合わせ
- トレーニングについての要望だけではなく、現状の問題・課題、将来のビジョン、目標、大切にしている価値観、行動指針なども教えてください。トレーニングを実施する上で貴重な情報になります。
- プランニング~ご提案
- 社長のご要望などを踏まえてトレーニング・プランを作成し、ご提案します。
- プランの修正~実施決定
- ご提案したプランについて、ご要望をお聞かせください。ご要望に応じて、プランを変更します。ご満足いただけたら、プランを決定します。
- トレーニングを実施~フィードバック
- 最終的に確定したトレーニング・プランに基づいて、トレーニングを実施します。実施するごとに、その状況をお知らせします。また、何が気づいた点、ご要望などがあれば、その都度お知らせください。状況に合わせて、トレーニング内容を修正します。
- トレーニング終了後の総括
- トレーニング・プランが終了したら、全体の総括を行います。