Webサイトは、24時間働く営業マンにはなりません
Webサイトを作っただけでは商売は繁盛しません
今でも、時々見かけますが、
Webサイトは、24時間働く営業マンです!
という言葉。
だから、Webサイトを作りましょうという、Web制作会社さんのお誘いです。
でも、現実的には、Webサイトが24時間働く営業マンにはなりません。もちろん、上手にやれば、営業の役割を果たしてくれて、それなりの成果は出ます。
が、多くの場合は、Webサイトをつくってはみたけど、あまりそこから成果は出てないみたい・・・ということになるのです。
なぜか?
いってみれば、Webサイトは、インターネット上にお店をつくったようなもの。
リアルな店舗の場合、お店をつくったら、あとは店で客を待っているだけで商売繁盛!とはなりませんよね。それと同じことです。
商売繁盛!のためには2つの努力が必要
店をオープンしたら、一生懸命店の宣伝をして、まず店を知ってもらわなければなりません。来てもらわなければ、いくら良い商品を売っていても宝の持ち腐れ。とにかく知ってもらう努力が必要です。
そうやってお客さんが来たら、一生懸命、誠意を持って接客。どんなものを売っているかにもよりますが、ていねいに説明して、お客さんのためになる商品を提案して、良いサービスをして、そうやってやっと商品を買ってもらえるわけです。
要するに、シンプルにいっても、2つのことを、一生懸命やらなければならないのです。
1つは、来店してもらう努力。
2つめは、買ってもらう努力。
これは、リアルのお店じゃなくても同じです。
Webサイトだって、サイトに来てもらう努力が必要ですし、サイトに来てもらってから買ってもらえるように、あれこれ工夫が必要です。
もっとも、Webサイトの場合は、あらかじめ買いたくなるような工夫がされている場合もあります。
が、これも、そういう場合もある・・・
という程度で、多くの場合は、そうでもない・・・
それが現実です。
売るための魔法は存在しない
世の中には、「○○で売上が2倍に!」とか、「楽して儲かる7つの法則」とか、甘いささやきがあふれています。
私も、
「そんなの嘘に決まってるよ・・・」
「そんなうまい話あるわけないじゃん・・・」
「でも、見るだけなら別に良いか・・・」
「まあ、無料だし・・・」
などといって、いろいろとメールアドレスを登録したことがあります。
そうするとどうなるかは、皆さんもご存じですよね!
もっといえば、このぐらいの価格なら良いかと、お金を出して買ったこともあります。まあ、そんなに高いものは買ってませんけど...
で、あれこれ手を出して出た結論。
世の中に、売るための魔法は存在しない!
残念ながら、世の中に、そんなにうまい話はない。
そう気づきました。
確かにうまくいくこともあるし、成果が出るやり方を教えてくれる人もいる。
でも、たいていの場合は、宣伝文句ほどじゃない(自分のせいかもしれませんが...)。
それはなぜか?
売るためには、それなりのスキルが必要
何ごとにも、実践するためのノウハウが必要だし、センスが求められたりするからです。
リアルの世界なら、よく分かると思うんです。
たとえば、売れている営業マン。いつも営業成績トップの営業マン。
そんな彼から、営業スキルを教えてもらいました。
「クロージングでは、○○すると売れるよ」
それをやってみました。
でも、うまくいきいません。
なぜか?
そもそも、営業成績トップの彼から教えてもらったことを、まったく彼と同じようにはできないからです。
イチローに、バッティングはこうやるんだと教わってもできないのと同じです。
それと、営業はクロージングだけで決まる訳ではありません。
そこに至るまでのプロセスをいかに上手にやっているかどうか。これもまた制約できるかどうかを大きく左右します。
ですから、営業成績トップの営業マンから、クロージングテクニックを教わっただけでは、成果に結びつくとは限らないのです。
Webサイトもつくっただけでは優秀な営業マンにはなりません
なぜ、そうならないのか?
根本原因は2つ。
アクセスが少ない
買ってもらえるサイトになっていない
先ほど、商売繁盛には2つの努力が必要だと説明しましたが、それと同じことです。
来店してもらう=アクセス
買ってもらう努力=買ってもらえるサイトをつくる
Webサイトをつくって、もっと商品を売ろうと思うのなら、つくってからの努力も必要で、楽して、寝ている間に売上ががっぽがっぽ(ウホウホ!)という訳にはいかないのです。
残念です...
現実は甘くないっていうわけです。
仕組みができれば、自動販売機になる
でも、仕組みができれば、24時間働く営業マンになります。
自動販売機!
勝手に営業して、売上を上げてくれるマシンになってくれるのです。
どうせやるなら、それを目指してやっていきましょう!