人材育成・組織づくり

研修だけが人材育成の手段ではありません

「人材育成=研修」というイメージが強いかもしれませんが、それだけでは十分ではありません。

むしろ、研修は、人材育成プログラムの中の、ほんの一部でしかありまえん。

時々、経営者の方が「いろいろ研修やってるのに、社員が育たないんだよ」と嘆いていることがあります。

その原因は、人材育成プログラムの全体像がしっかりできていないことが多いようです。

「人材育成=研修」というイメージを持っているため、研修を実施すれば人材育成になると思われているのです。

もちろん、研修は人材育成につながりますが、それだけでは十分ではないのです。

いえ、まず全体の人材育成プログラムを考えて、その中で必要に応じて研修を行うようにしないと、いくらお金をかけて研修を実施しても、その効果は半減してしまいます。

人材育成・組織づくりの全体像を描きましょう

効果的に人材を育成するためには、その前に、どのような組織をつくっていきたいのかを描いておく必要があります。

会社は、社員一人ひとりの個性、力が積み重なってできあがっています。ですから、どんな人材がいるかによって、その組織の個性、力が決まってくるわけです。

ということは、どのように人材を育てていくかは、どのような組織をつくりたいのかによって決まることになります。

つまり、会社のビジョンがあって、初めて人材育成・組織づくりの具体的なプランが建てられるようになるのです。

人材育成の手段と効果を知っておこう

会社のビジョンが明確になり、どのような組織をつくりたいのかが明確になったら、ようやく、具体的に、どのように人材を育てていくかを検討します。

そのとき、人材育成のための手段を幅広く知っておき、それぞれにどんな効果があって、どんなメリット・デメリットがあるのかを把握しておくとよいでしょう。

いろいろな手段を、目的に応じて、うまく使い分けるためには、それぞれの手段についてよく知っておかないといけないからです。

会社内のことすべてが人材育成につながる

また、人材育成をプランニングしていくにあたり、気をつけておきたいことが、もう一つあります。

それは、会社内のことすべてが、人材育成に影響を与えるということです。

たとえば、どんな仕事を担当させるか。

人は、経験を通じて成長していきますので、どんな仕事をするかによって、どのように成長していくかが決まります。

また、どんなメンバーでチームをつくるか。

人は、どうしても周囲の人間に影響を受けてしまいます。考え方、言葉遣い、話すスピードまで、似てくることもあります。

ですから、どんなメンバーでチームをつくるかが、そのチームメンバーがどのように育っていくかに関わっているのです。

他には、どんな評価・報酬制度にするか?

人は誰でも、評価されるように動きます。どのように評価されるかで行動が変わるので、そのことによって、どのように育っていくかが決まります。

評価・報酬制度を設計することも、人材育成に関係してくるのです。

まだまだありますが、最後に、朝礼でどんなメッセージを発するか?

朝礼でのメッセージは、単なる伝達事項でしかないかもしれません。

でも、これが積み重なると、社員の行動や意識を大きく変えることになるのです。

いつも前向きなメッセージを発していれば、社員は前向きな姿勢が身につくでしょう。

いつも悲観的なメッセージを発していれば、社員もまた悲観的になるでしょう。

このように、日々のちょっとしたメッセージが、人材育成に関係してくるのです。

以上のように、会社内で行われること、制度、組織の構造、伝達されるメッセージなど、会社内のすべてが、人材育成に関わっています。

一つひとつは些細なことでも、それが積み重なると大きな影響力になることもあるので、しっかりと意識しておくことが重要なのです。

人材育成のプランニングを検討する上で、絶対に忘れてはいけないポイントです。

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