どうすれば、うまく任せられるようになるのか?

つい先日まで、
朝起きて、東向きの窓を開けると、
ちょうど朝日が昇ってくるころで、
全体は暗いんですけど、
オレンジ色の光がキレイに見えて、
「あぁ、朝だなぁ」と、
すがすがしい気分になっていました。

でも、今日は、真っ暗。
昨日も真っ暗。

朝じゃない!(朝だけど)

暗いし、寒い!

昨日が冬至だったので、
暗い朝はもう少し続くか・・・

やっぱり、朝は明るくないとなぁ・・・

任せることは、とても重要なスキル

まあ、それはそれとして、
リーダーにとって、
人に「うまく任せる」ということは、
とてつもなく重要なスキルです。

これがうまいかどうかで、
会社の業績は変わってきます。

ちょっと大げさな言い方ですけど、
やっぱり変わります。

特に、社長がまかせ上手だと、
その部下たちもまかせ上手になるようで、
そうすると、会社全体がうまく回ります。

その逆の場合は、

・・・

うまく回りません・・・

ですから、経営者にとって、任せるスキルは、
とてつもなく重要なスキルなのです。

でも、任せることがスキルだとは、
あんまり認識されていないように思います。

まあ、任せるだけなら、誰でもできますからね。

社長だったら、誰かに、

「これ、お願い」

と、一言言えば、それでもう完了!

あっという間に、仕事を任せることができます。

仕事を「振る」ことと「任せる」ことは違う

でも、これは、正確にいうと、
「仕事を任せる」というよりも、
「仕事を振った」という方が正しいと思います。

実は、この違いはとても重要です。

仕事を振ることは、誰でも簡単に出来ることです。
さっきの「これ、お願い」というように、
何かの仕事を、誰かにあてがえばいいのです。

でも、仕事を任せるというのは、ちょっと違います。

ある仕事をあてがった上に、
その仕事が確実に遂行されることを期待し、
自分が望んだレベルを保つようにすることが、
仕事を任せるということです。

仕事を任せることは、思っているより難しい

つまり、仕事を任せるということには、
その結果がどうなるかも含まれているということです。
(人によって考え方が違うかもしれませんが)

で、

振った仕事の結果は、
仕事を振った相手、つまり、
その仕事を遂行する本人のスキル、
取り組み姿勢などによって、
大きく左右されます。

ですから任せる方としては、
誰に任せるかがまず第一の重要ポイントになりますが、
現実的には、その選択肢はそれほど多くはありません。

様々な高いスキルを持つ人々が並んでいて、
その中から自由に選び放題!
なんてことは、ありません。

今、目の前にいる、
ごくごく限られたメンバーの中から、
誰かを選択しなければならないのが現実です。

ということは、人に任せるときに、
とても重要な「誰を選ぶか」ということは、
現実的には、選択肢が限られていて、
どうにもできないことが多いわけです。

ですから、任せるスキルは、
誰を選ぶかではなく、
その人にどうやって、確実に仕事をさせて、
しかもそれなりのレベルを保つようにするか、
ということです。

う~ん、何だか分からない・・・

分かりにくいですよね・・・

でも、それだけ、この「任せる」ということが、
言葉で簡潔に、明確に説明しにくいぐらい、
難しいことだっていうことだと思うんです。

仕事をうまく任せるためには、柔軟かつ臨機応変な対応が必要

人は選べませんが、何を、どこまでやらせるかは、
その人に合わせて、ピタッと決める必要があります。

任せる相手のスキル、忙しさなどの状況を踏まえて、
最適な仕事をあてがう必要があります。

簡単すぎるのもダメ出し、難しすぎるのもダメ。

ちょうどいい難易度の仕事をあてがう。

さらに、プレッシャーのかけ方も重要です。

プレッシャーというと、
あまりいい意味で使われませんが、
適度なプレッシャーは、
よい意味での緊張感になるので、
とても重要です。

プレッシャーは、難易度ともリンクしますが、
それだけではありません。

すごく期待されているか、
すごく注目を集めていれば、
難易度に関係なく、プレッシャーは高まります。

逆に、全然期待されてないとか、
誰もこれがどうなるか気にかけてないようなことは、
あまりプレッシャーにはなりません。

当然、注目されていたり、
期待されている方が、
よい意味でのプレッシャーになるんですけど、
これもまた、過ぎたるは猶及ばざるがごとし。

かといって、プレッシャーをかけないようにと思って、

「期待してないから」

なんていっちゃうと、

「あ、期待されてないんだ・・・」

と寂しくなったりもします。

その辺のさじ加減が難しい。

仕事をうまく任せるには、そのプロセスも大事

さらにいうと、
うまく任せるためには、
任せてから完了するまでの、
その過程をうまくやる必要があります。

でも、任せているわけですから、
あれこれ口出すのもよくないですし、
かといって、任せっぱなしで放っておくのも、
うまい任せ方とはいえません。

これまた、さじ加減が難しい。

ちょうど、料理で、味見をしながら、
調味料をほんの少々足すのと、
似ているかもしれません。

状況を確認して、その状況に合わせて、
微妙なサポート、介入などを行うということです。

もちろん、何もしない、という選択肢もありますけどね。

仕事をうまく任せるための2つのポイントとは?

で、どうやったら、うまく任せられるようになるのか?

ポイントは2つ。

一つは、自分が任される側だったらどうかを考える。

過去の経験を振り返ってみて、
誰かに仕事を任されて、うまくできたこと、
気持ちよくできたことと、
反対に、やりにくかったこと、不満があったこと、
などを分析するわけです。

そのことによって、ある程度、
どうすれば良いかが分かります。

もう一つは、とにかく任せてみる!

何でもそうですが、最初は、
うまくはできないものです。

任せることでいえば、
うまくいかないのは、2つに分けられます。

任せっぱなしで放置。
結果、うまく仕事が完遂されない。

任せたはずなのに、細かいことを確認し、具体的な指示を出してしまう。
結果、任せたことになっていない。

大体、最初はどちらかになるのです。

で、ダメだったら、次から修正する。

それでもうまくいかないかもしれませんが、
だったら、またまた何かを修正する。

そうやっているうちに、

「この辺がちょうどいいのかな」という、

いい塩梅を見つけられるようになります。

これは、やってみなければ、
分かるようにはなりません。

「何だよ。何かとっておきの秘訣があるんじゃないのかよ」

と思われたかもしれませんが、
世の中、大体、そういうものです。

さっきの2つのポイント。

マーケティングでもそうですからね。

お客さんの立場になって考えてみる。

というのと、

広告や宣伝、営業活動は、
やってみて、うまくいく方法を、
少しずつ改良していく。

ということと、同じですよね!

「仕事を任せる」ことは、重要なスキルである

話がそれましたが、

「任せる」ということは、

重要なスキルです。

スキルだということは、
訓練して身につくものです。

身に付けなければいけないものです。

仕事を振るだけなら、
訓練しなくても、誰でもできるのですが、

「仕事を任せる」ことを、

うまくやるためには、
それなりの訓練が必要になるのです。

でも、訓練しがいのある、
うまくやれるようになったら、
大きな効果を発揮する、
ものすごく貴重なスキルになると思います。

しつこいですが、

「仕事を振る」ということと、

「仕事を任せる」ということは、

全然違います。

リーダーは、「仕事を任せる」ということを、
しっかりと意識して、
そのスキルを高めるようにするべきです。

何で、しつこいのかというと、

「仕事を任せる」ことが

本当に重要だからです。

そして、

「仕事を振る」ということと、

よく混同されているからです。

良い会社をつくりたかったら、
良いリーダーになりたかったら、

「仕事を任せる」スキルを高めましょう!!

ああ、今日も長くなってしまいました。

最後までお付き合いいただき、
ありがとうございます!

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