どうすれば、おじさんに「ぶら下がり健康器」を買ってもらえるか?
まだあった!!ぶら下がり健康器
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昔、昔、あるところに、
ぶら下がり健康器というヒット商品がありました。
当時若かった私は、疑問に思いました。
なぜ、ぶら下がるだけで健康になるんだ???
当時のおぼろげな記憶によれば、
当時のテレビショッピングで、
結構やっていたんですよ。
ブームといっていいぐらい、
ヒット商品だったという記憶があります。
でも、そんなもの(すみません)、
もう今では売っていないだろう・・・
だって、ぶら下がるだけの器具なんて、不要だもの・・・
と思ったら、なんということでしょう!!
今も売っていますね!
買おうかな・・・
本気で思いましたが、置き場所が・・・
でも、それ以外にもちょっと問題があるんですよね・・・
買うのには・・・
最近になってようやく分かった、ぶら下がり健康器の必要性
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さて、なんで、突然、
ぶら下がり健康器の話になったかというと、
最近、時々ふと、感じることがあるのです。
昔、ぶら下がり健康器っていうのがヒットしてて、
どうしてそんなもの(失礼!)が売れるのかと思っていたけど、
今は、分かる気がする・・・
若かった頃は、ぶら下がったからといって、
それで健康になるなんて、
まったく信じられなかったけど、
今は少し分かる(悲しい・・・)
だって、肩がスムーズに回らなくなってきたり、
バンザイするとちょっと痛かったり、
あちこちガタがきていて、
ぶら下がり健康器にぶら下がって、
全身を伸ばすと、何だか気持ちよさそう!!
って、思うんだもの・・・
だから、昔、ヒットしたんだね・・・
当時は若者だった私には、
その必要性は、まったく分かりませんでしたが、
10年以上たった今、ようやくその意味が、
分かるようになりました。
あなたは、昔と今と、どちらが運動していますか?
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ところで、あなたは昔と今では、どちらが運動していますか?
この答えは、それこそ、本当に人によりますよね。
学生の頃運動部だった人は、
いくら頑張っても、社会人になってからの方が、
運動量は少なくなっているでしょう。
運動が嫌いで、インドア派の人は、
今も昔も、運動していないかもしれません。
私の場合は、瀬古選手が福岡国際マラソンに優勝したのを見て、
ジョギングを始めたことがあります。
その後も、やったり、やらなかったり、
忘れた頃に再開したりしています。
大学生ぐらいまでは、水泳もやってました。
中学のとき水泳部だったので、
泳ぐのが好きだったからです。
でも、社会人になってからは、
ほとんど運動しなくなりました。
でも、今は、しています。
といっても、
週末に1時間ちょっとのウォーキング、
平日は、あえて遠回りしてウォーキング、
ダンベルを使った軽いトレーニング、
気分によってストレッチ、
というぐらいのものです。
でも、ほぼ毎日しています。
社会人になってから、ほぼ、ず~っと、運動していなかったのに、
40代後半になってからでしょうかね、、、運動し始めたのです!
なぜか?
それは簡単ですよね!
ある年齢以上になると、運動しないと・・・
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まあ、ある程度の年齢になれば、
誰でも分かることですが、
何か意識して運動しないと、
身体がどこかおかしくなるんです。
ストレッチしないと、身体が固まっちゃうとか、
運動しておかないと、体力が落ちるとか、
身体に脂肪がつきすぎるとか・・・
若い頃は、身体に気を配らなくても、
普通に健康に、元気でいられたのに、
ある程度の年齢になってくると、
食べ物や運動に気を配らないと、
普通が保てなくなってくるんです。
若い人は分からないだろうなぁ・・・
(と偉そうに言ってみる。が、本当は分かりたくなかった!と思う)
こうなってくると、出番です。
そう、「ぶら下がり健康器」!!
でも、素直に買えないぶら下がり健康器
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こうして、中年になった私は、
行動パターンを見ると、
若者だった頃よりも健康的な毎日を送っています。
食生活でも、暴飲暴食はしなくなりました。
適度に運動するようにもなりました。
なんと、健康的なのでしょう!
でも、その代わりというか、
ぶら下がり健康器の必要性が分かるようになってしまいました。
置き場所があって、ほどほどの値段だったら、
買っちゃおうかな・・・
と思いましたが、買えません。
だって、そんなモノを買ったら、
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あ、小野瀬さん、ぶら下がり健康器が必要な
年になったんだな!
すっかり、おじさんになって・・・
そう思われてしまうではありませんか!
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きっと、肩が上がらなくなったり、
身体にガタが来てるんだな・・・
そう思われてしまうではありませんか!
まあ、事実なんですけど。
なので、素直にぶら下がり健康器は買えないんです。
トレーニング機器なら買えるんだよ、それが・・・
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ところが、です。
某ショッピングサイトを見てみると、
ぶら下がり健康器のイメージが大きく変わっているではありませんか?
今のぶら下がり健康器は、
単にぶら下がるというよりも、
懸垂したり、筋トレしたり、トレーニング機器になっているようです。
私の記憶にあるぶら下がり健康器は、
商品説明に登場する人物は、
おじさんか、おばさんでした。
でも、今の商品は違います。
筋肉隆々、鍛え上げた、見事な肉体の男性、あるいは女性です。
これなら買える!
だって、これなら、
すっかりおじさんになったから、
身体にガタがきたから買うとは思われないですから。
あ、小野瀬さん、これで鍛えてるんだ!
ということになりますからね!!
買い手の素直じゃない心をどう動かすか?
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さて、今さらなんですが、
今日の話って、実はマーケティングで、
かなり重要なポイントです。
このぶら下がり健康器のように、
買い手が、必要性を感じて、ちょっと欲しいなと思っていても、
手を出しにくいことがあるんです。
その一例が、私がぶら下がり健康器を素直に買えない!
というくだらない話です。
でも、同じような人が、他にいないとはいいきれません。
きっといるんじゃないでしょうかね。
定年退職後の年齢層をターゲットにしたときに、
老人扱いすると売れないという話があります。
むしろ、いつまでも若く、アクティブで、パワフルなイメージを打ち出すと、買ってもらえるといいます。
恐らく、私の話と同じことです。
ものを売るときに、
「相手の立場に立つ」「顧客の目線で考える」
というのは、
単に何が欲しいだろうとか、ニーズやウォンツを探るだけじゃないんですよね。
もっと微妙な心理を読み解かないと、うまく、ピッタリと寄り添うことはできないわけです。
ということで、私は、今思案中です。
ぶら下がり健康器、買うか、買うまいか・・・
ちなみに、最近のぶら下がり健康器はこんな感じです!